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___ 過去
ﾀﾀﾀﾀｯ。
走って来た人の足音は俺の前で止まった。
顔を上げるとそこには
泣いてた事がわかるくらい
目を真っ赤にし鬼の形相で立ってる秀太がいた。
隆「秀太...」
秀「....っ、てめぇ！！！！」
そういうと秀太は俺の胸ぐらを掴んだ
ﾊﾞﾝｯ...
鈍い音がして俺はその場に倒れた。
秀太に思いっきり頬を殴られて...
秀「お前のせいだろ！お前が愛綺を殺したんだ...！！...返せよ、愛綺を返せよ！！」
涙で言葉が詰まりながらも秀太は俺を殴り続けた。
俺は抵抗なんてするつもりはさらさらなかった。
どんどん腫れ上がってく頬
血が滲む額。
そしてどこから持って来たのか分からないハサミで
俺の着ていた白いシャツの上から背中を切った。
秀「愛綺の痛み、思い知れや！！」
どんどん服に滲んでいく血と朦朧とする意識の中
俺もこのまま死にたいなんて考えてた。
その後、目覚めたらそこに立ってたのは青ざめた秀太だった。
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作者名：ｵﾚﾝｼﾞｶﾞ-ﾙ | 作成日時：2018年8月25日 9時
