遊園地の秘密 (ページ3)

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王様の護衛ページ3

かもめside
「かもめ、今夜ハロウィンキングダムの国王が組織に襲撃されるらしい。今すぐに護衛に迎え。向こ

うにもう伝えてある。」俺はかもめ。秘密警察だ。俺たちが長らく追っている組織がハロウィンキン

グダムの国王を襲撃するらしい。その護衛が今日の任務だ。「承知致しました。」上司に頭を下げ、

部屋を出る。廊下を進み、オフィスを出た。それと同時に暖かな日光が俺に降り注いだ。「こんなに

いい天気なのに、、、」これから襲撃が起こるなんて思いっこないぐらいの晴天だった。俺はポータ

ルに向かってバイクを走らせる。この世界はいくつかの島からなっていて俺が住んでいるのは、それ

ぞれの島に行くためのポータルがある中心の島、ラソノカ島。今向かっているのは、ハロウィンキン

グダム行きのポータル。「大変だよなぁ」俺はつぶやいた。ハロウィンキングダムの国王ってだけで

狙われるなんて大変そうだ。国王の仕事もあるんだろうに。そんなことを思いながら、風を切って進

む。オフィスはハロウィンキングダム行きのポータルに近いのですぐにつく。「お、見えてきた

な。」俺はバイクを駐車場に止め、ポータルを通り抜けた。「おおっ、、、」何度ポータルを通って

も感心してしまう。さっきとは打って変わった景色が広がる。一瞬で海を越えられるポータルは本当

にすごい。周りを見渡しながら、すぐ横の駅に入った。このハロウィンキングダムでは、

ほとんどの交通機関は列車だ。代々国王が優れた政治をしているため、ここはすごく豊かなとこ

ろなんだ。列車に無料で乗ることができるほどに。駅の案内板を見ながら王城前中央公園駅行きの列

車に乗った。リュックサックからパソコンを取り出し国王について調べる。護衛をするだけだが、名

前ぐらいは知っておく必要があるだろう。ネットの情報をまとめるとこうだ。

名前：のっき

年齢：100歳を超えていると自称している

好物：紅茶とケーキ

100歳超えって変な人だな。どう接したらいいのか、、、、。とりあえずケーキ買っていったらいいの

か？まあ下手なことはしない方が良いか。先行きに不安を感じていると、王城前中央公園駅につい

た。パソコンをしまい、席から立ち上がる。案内板をしっかり見て間違えないように歩く。外の景色

が見えてきた。お、あそこが公園だな。駅を出るとすぐ公園になっているようだ。国王からの使いを

公園で待つことになっているので俺はベンチに座って待つことにした。