episode27. 正直な ページ31
A「よし…と。さて、屋根裏部屋……は……」
ベットの上にあった自分のスマートフォンをワンピースのポケットに入れ、屋根裏部屋へと続くハシゴを探す。
アル「これじゃないかい？」
そう指の先には垂れ下がった紐。引っ張るとハシゴが降りてきた。
ｷﾞｨ…と音を立てながら、私から上へ登る。
すると屋根裏部屋には多種多様のワインと頼まれたモノであろう窒素ガスボンベがあった。
アル「うわぁ……これはすごいんだぞ！！！相当なワイン好きなんだぞ！」
A「こんなに沢山……。あの、この窒素ガスボンベって、何に使うんですか？」
アル「ん〜簡単に言うと、残したワインを保存するために、ワインボトルの中にこの窒素ガスを入れて栓をして保存するためのガスなんだぞ！
まあ、他にも保存方法はあるけどね」
A「へぇ〜…お詳しいんですね……！」
アル「まあ、酒飲みとワイン好きが身近に居るからかな」
そう言って笑う。
A「戻りますか……！」
そうハシゴに手をかけると
アル「あー！あっ！俺から！！降りるから！！！！」
なぜか力説し、スタスタと降りていったアルフレッドさん。
それに続いて私も降りていく。
A「ハシゴを降りるってちょっと…怖い……」
足を踏み外しそうで……っ
ｽﾙｯ
A「あっっ……！」
踏み外しそうって思った途端に踏み外した……ｯｯ
アル「危なっ……！」
ドターーーン
……あれ……
A「……痛くない？」
アル「……ｯ…それは良かった」
私はアルフレッドさんの上で仰向けに寝ている体制になっていた。
A「ああああああっ！！！ごめんなさい！重たいですよね！痛くないですか？大丈夫ですか！？」
慌てて上から離れようと立ち上がった。
すると手を引かれて、向かい同士になり
アルフレッドさんにまたがる体制になった。
A「あっ！？あの……！これは？」
アル「大丈夫じゃないから君で癒して貰おうとしてるのさ」
A「？どこかやはり怪我をなされたのですか？でも薬持ってないんですが……！」
アル「薬は要らないから少し黙って」
声が高く明るいアルフレッドさんが、声が低く真顔になっていた。
私を助けて下さったあの時のように。
ドクン
身体は正直に感情を表す。
ドクンとなる胸を抑えようとした時、アルフレッドさんは私を抱きしめた。
アル「少しだけ。だめ、かな。」
耳元で低い声が響く。
私は何も答えられなかった。
episode28. 笑顔→←extra edition. 飲んだくれ(ドーヴ.ァーメイン)
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Tla(プロフ) - アクレイギア……聞いただけで泣きべそをかいてしまう…めりかの夢良い！！ (2022年2月7日 7時) (
レス) @page29 id: f101e641c1 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしています！ (2018年10月26日 18時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - こんにちは！コメ失礼いたします。最近ヘタリアにハマったのですが味覚音痴領です(色々と自分のことでスミマセン)とっても面白いです！キュンキュンする///更新お待ちしております^^ (2018年4月6日 16時) (レス) id: cfa6b41778 (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - ルルーシュさん» ありがとうございます；；おいでませ米領！！w (2016年3月14日 22時) (レス) id: cac742e476 (このIDを非表示/違反報告)
ルルーシュ(プロフ) - これはヤバいですねwキュンキュンします(*´ω`*)この作品で米領に落ちそうです！頑張って下さい！ (2016年3月13日 8時) (レス) id: c456c59f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちごめ | 作成日時：2015年11月23日 22時
