【APヘタリア】夕暮れの街角で【米】

episode.25 ドラマみたいな ページ28

高子「さて、乾杯の音頭はAちゃんね♡」


トクトクトクと各グラスに注がれた。

A「えっ…えっと…。」


皆さんの目が私に向けられる。


A「……アメリカに来て、怖い目にあって…。

もう出だしからダメだって思ったけどアルフレッドさんに出会って、
その日にまたお店で再開出来て、
そこではアルフレッドさんのお友達の方々にも出会えて、とても出会いに溢れた1日になりました…。


…今日の出会いに祝して…か、乾杯…！」


「「「「「「「「「「乾杯！」」」」」」」」



〜〜〜座席↓〜〜〜〜

独 英 米 A 仏
ーーーーーーーーーー
机
ーーーーーーーーーー
伊 日 加 露 高子

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



挨拶が終わりゴクゴクと、乾いた喉を潤す。

すると右手に座っていたフランシスさんが、


フラン「いやぁ〜こういう偶然ってあるんだねえ〜お兄さんビックリだよ〜^^ねぇー高子さん…♡」


フランシスさんが高子さんにロックオンしたようだ。


高子「そうねえ〜。みんなドリンク無くなったら言ってくださいね〜？」

あしらっている…！



フラン「ねえねえ高子さん？」

めげてない…ッ！



お二人の会話(？)を眺めている私




すると



アル「A…ちゃん？どうしたんだい？」


と話しかけてくださった。



A「…えっ！？あ、いや、フランシスさん凄いな〜って眺めていました…」


アル「見てたって楽しくないぞ。」



A「いやいや、凄く面白いお方ですよ^^」



すると彼はグラスを持ち

アル「…俺が楽しくない」
と、つぶやくように言った後クイッとドリンクを飲む。

A「アルフレッドさん…？」


アル「…ｯだから、俺を見てなよ。俺と話なよ……。」

ゴクゴクっと飲み干し、タンッとテーブルに飲み干したグラスを置く。



A「……！」

体が熱い。熱い。

勘違いさせてしまうよな、その言葉、表情やめてくださいよ……。


高子さんに「恋」だなんて言われて、ぐるぐる考えてしまう。

おかしい！おかしい！頭がおかしくなってしまったのか！？


今の言葉はただ話したいな〜っていう意味で！好意とか！そういうドラマチックなものじゃない！！

…ドラマチックなのじゃなくても


この人の事をもっと知りたいのは事実…なんだよね。

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