【APヘタリア】夕暮れの街角で【米】

episode.15 笑顔と涙(アルフレッドside) ページ17

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俺は無言で彼女を連れて行く。言っちゃったら喜び半減なんだぞ。






でも彼女は引っ張って歩いている俺に、声をかける







A「あっ、あの？ひ、HERO……さん？？？？どちらへ？？？？？」




いいタイミング、いいタイミング。もうすぐでその場所に着くんだぞ。







HERO「……君、日本人だろ？」







A「え、ええ…そうですけど、、、なぜ日本人と分かったんです？？」









HERO「いや、日本とさっき……ｺﾞﾎﾝｯ…日本に良く行くからね、分かったんだよ！」









危ない危ない！！！日本となんて完全に変な人間って思われるところだった！！！！！！！！








HERO「とにかく！ほら、着いた。さあ、中に入って」





グイグイと店の外観を見る前に、彼女の背中を押す。






A「か、回転寿司…？」





ふふ、びっくりしてる。びっくりしてる。






HERO「ああ、SUSIさ。君に馴染みのあるご飯を食べさせて上げたかったのさ！ちょうどお昼だしね！！」








HERO「さ、座るんだぞ！じゃんじゃん食べてくれ！」





A「えっ、でも私はそこまでお金を持っていないですし…」







HERO「もう、エンリョなんて要らないんだぞ！そんなの美味しくないからね！女の子は、美味しい食べ物を食べて笑顔になるのが1番さ！」




俺はそう言って彼女を安心させるため、笑顔を見せる。



お、いま凄くヒーローっぽくないかい！？



…と、自問自答しても仕方ないか。




そしたら彼女が突然泣き出した。






HERO「えっええっ！…も、も、もしかしてSUSI嫌いだったのかい？？？？」







NOOOOOOOーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！






やばいやばいやばい、好みとか聞いてなかったんだぞおおおおおおおおっっ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！







A「…ｽﾞﾋﾞｯ……いえ…だいずぎでず……ｽﾞｽﾞｯ……。嬉しくて…こんな、見ず知らずの奴に優しくしてもらって……」






な、なんだぁ…よかった。






HERO「…むぅ…嬉しい時は笑うものなんだぞ！」






A「…はい…。私、HEROさんに助けていただいて、本当に良かったです。」






ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝｯｯｯｯ！！！！！！！！


その笑顔、反則なんだぞ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！







HERO「…は、は、はははは早く！早く食べるんだぞ！！！！！！！！！！！！！！」

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