訪れなかった未来について1-1 ページ8
ベルキアさんがリリィさんに襲いかかる。
ベルキア「さァさァ喝采を！！変態ちょうちょの串刺し標本実演販売だよォっ。」
ベルキアさんが剣をまっすぐに突き出す。
リリィさんは左に避け、
リリィ「変態なんて心外ですねぇ。」
と言いながら鎌を構える。
そして両者の剣と鎌がぶつかった。
その瞬間リリィさんの右側の横髪が少しだけ切れる。
リリィ「激しいのも嫌いじゃありませんが髪を切られるのは傷付きますねぇ。」
少し険しい顔でベルキアさんに物申すリリィさん。
ベルキアさんはぺっぺっと唾を吐き出しながら、
ベルキア「お前ボクよりキャラ濃くてムカつくなァ〜っ。」
一方そのころ御園と桜哉も対峙していた。
桜哉「アーホー毛ー？主人が一人でやる気かよ？調子乗ってんなよお坊ちゃんがよお。」
桜哉は御園をバカにするように言葉を紡ぐ。
そして真昼と私(意識が乗っ取られている)が怯えてへたり込んでいる。
クロは真昼の太ももの上で気まずい顔をしていた。
桜哉「後ろの真昼達に期待しても無駄だぜ？真昼とAは優しいもんなあ。オレは友達だもんな？」
…桜哉。
心が軋む音がする。
桜哉「その猫でオレを八つ裂きになんかしないよな？」
私達に優しく問いかけてくる。
桜哉「なあ真昼…」
御園「貴様はいつから何の目的で城田たちに近付いた？」
御園は桜哉の言葉を遮るように質問をする。
その行為に不機嫌になった桜哉は少しの間を置いて、
桜哉「なーに妻に浮気された旦那みてーなこと言ってんだ！？てめーは真昼やAの何なんだよ。関係ねーだろ！？強いて言うなら暇つぶしだよ。暇つぶし。」
…そ…んなっ。
心が壊れる音がする。
桜哉「お前こそ真昼たちと知り合って二週間とかだろ？なんでそこまで…」
御園「時間は関係ない。」
私達を守るように御園は言葉を紡ぐ。
心が動いたような気がした。
御園「城田たちが僕を友達だと言ったからだ。」
桜哉は御園の言葉に絶望的な言葉をぶつける。
桜哉「友達！？そんな都合のいい“嘘”信じたのかよ！？世界で一番多く使われる“嘘”じゃねーか！！そんな社交辞令(かんたんなうそ)もわかんねーの！？世間知らずのお坊ちゃんは安全なお庭で本でも読んでろよ！！」
違う…違う…
御園は私達の大切な…
A「友達なんだから！！桜哉の馬鹿！！」
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USAMARO0115(プロフ) - 梅雨さん» ありがとうございます！続編でも頑張って書いていきたいと思います。 (2016年7月31日 10時) (
レス) id: 95b4819933 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨 - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年7月31日 3時) (レス) id: 8a6c331402 (このIDを非表示/違反報告)
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