訪れなかった未来について1-6 ページ13
真昼「桜哉！！なんで…。こんなことするんだっ。嘘だこんなの…っ。」
真昼は叫ぶ。
友達である桜哉に向かって必死に呼びかけるように。
私はその光景をただ黙って見ていた。
これは私が口を出すべきではないと思ったからだ。
真昼「な…んで…。4人で友達になれると思ったんだ…。なのにどうして…っ。俺…っ。」
悲しみ飲まれている真昼に御園は苦しそうにこう言った。
御園「…城田…。…僕は余計なことをしたか…？友達を…守りたかったんだ…」
涙がこみ上げてくる。
友達が目の前で苦しそうにしているのに何も出来ない私が情けない。
ただ黙っている私は弱虫だな。
私の
でももう一つの能力を使うべきなのかもしれない。
こうしているうちにも真昼は桜哉に訴えている。
自分の気持ちを。
真昼「なんでなんだよ桜哉…っ。」
ﾋｭと風の切る音が聞こえた。
気が付いたときには桜哉に後ろを取られていた。
真昼「…A！！」
真昼の声が遠く感じた。
距離はそれほどないはずなのにだ。
私の首筋にナイフが添えられる。
冷や汗が首筋を伝う。
桜哉は苦しそうにとても苦しそうに真昼と私に言った。
桜哉「真昼やAにはわかんねぇよ。オレがずっとどんな気持ちでいたのかなんて。」
A「…桜哉…っ。」
首筋にナイフが少し食い込み血が出る。
チクッとしただけなのにとても痛い。
痛い…
イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
…。
…？
?『はははははははははは！！だから僕に意識を預けとけばよかったのになぁ。キミは＿＿＿＿＿＿＿＿だから。ねえ…心が壊れていくのはどんな感覚？教えてよ。って…。これはもうダメか。』
A？「ははっ。」
桜哉はAの異変には気づかない。
この場にいる誰も気がつけない。
真昼は桜哉の心の叫びを聞いていた。
桜哉「さあ真昼。もっと本気でオレを殺しに来いよ。そうしないと…オレはまたお前の友達やAを殺すかもよ…！？」
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USAMARO0115(プロフ) - 梅雨さん» ありがとうございます！続編でも頑張って書いていきたいと思います。 (2016年7月31日 10時) (
レス) id: 95b4819933 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨 - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年7月31日 3時) (レス) id: 8a6c331402 (このIDを非表示/違反報告)
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