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僕は、うらたに騙されてたんだ。
今日が命日になっちゃうの?嫌だなぁ…





もう信じたらダメなのに、まだうらたの事を信じようとする僕がいるのはなんで?


う「いい子。」

坂「…」

う「そんな怖い顔しないで。大丈夫、すぐ終わるから。」

坂「…」

う「うーん…怖い、というより怯えてる感じ?」

坂「っ!」

う「やっぱり。大丈夫、俺が坂田に手を出した事あった?」

坂「…!」ブンブン

う「だろ?だからほら、こっちにおいで?」

坂「っ…」

う「いい子。」ナデナデ

坂「っ!」ビクッ


うらたに触れられる手が怖い。
洗脳されるんじゃないか。首を斬られるんじゃないか。自然にそう考えちゃってる。


う「…坂田?」

坂「っ…な、に…?」

う「…震えてる。」

坂「っ…」

う「どうしたの?いつもだったら強気な態度で接してくるのに。」

坂「ぁ…なんでも、ない。」

う「…」


久しぶりに悪魔の怖さを味わってる気分。すぐにでもうらたから離れたい。


う「坂田…、嘘はダメだよ。」

坂「う、嘘じゃない、よ?」

う「…頼みを聞いてもらう前に、なんでそんな怯えてるか聞かないとな。」

坂「えっ?」

う「ほら、正直に話して?」

坂「…そんなことより早く終わらせてよ。」

う「坂田…」

坂「お願い。早く…終わらせてよ。」


早くうらたの前から消えたい。


う「…、俺が怖く見えた。…違う?」

坂「っ!!」

う「あ、やっぱり?俺の目が光って見えた、とか?」

坂「っ、ん…」

う「ごめんな。そりゃ怖いよな。」


何もかもお見通しなんや。それも悪魔の力?心を詠んだ?


う「悪魔の本能、って言ったらいいのかな。俺の目が光ったのは自分でも自覚してた。怖かったな…ごめん。」

坂「っ…怖かった。」

う「うん。」

坂「冷たい目、してた。」

う「うん。」

坂「冷たくてその視線が痛くて…僕の嫌いな目だった。」

う「…」

坂「殺されるかと思ったし、うらたに騙されたかと思った。」

う「そんなに怖かった…?」

坂「うん、僕の知ってるうらたじゃなかった。」

う「…じゃあ、今は?」


今の、うらた…?


う「どう?」


…優しい、目。いつもの目だ。あんな怖い目じゃない。僕が見てきたキレイな緑色の目。


坂「怖く、ない。」

う「よかった。じゃあ頼み聞いてもらっていい?」

坂「うん。」


ん?その場に座ったけど、一体何頼むんだろ。

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ekusiadono(プロフ) - 恋花レンカさん» 神作と言っていただけるなんて!!嬉しいコメントありがとうございます!! (2019年12月13日 13時) (レス) id: 83718aafb1 (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 面白い作品ですね!神作だと思います!これからも応援してます。 (2019年12月13日 13時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ekusiadono(プロフ) - ナタデココナッツさん» コメントありがとうございます!!続きを楽しみにしてくれる方がいるなんて光栄です!!応援ありがとうございます!! (2019年12月9日 12時) (レス) id: 83718aafb1 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココナッツ - すごい良かったです。続きも楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年12月9日 6時) (レス) id: a628d8ca2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八雲橙 x他3人 | 作成日時:2019年10月20日 3時

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