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まふまふ様か、プライドか…うーん…
う「早く決めないとマジで風邪引くぞー」
坂「ちょ、ちょっと待て!!」
う「じゃああと1分な。」
坂「え、待ってぇな!短いって!!」
う「はいあと50秒。」
坂「えぇ!?えー、んー、でもー…」
う「…」
坂「で、でもー…あー!!決めれへん!!」
う「30秒。」
坂「プレッシャーかけるなや!もう!どうしたらいいねん!!」
う「もう俺に乾かされたら?」
坂「さっきも言ったやん!裸見られたくない!」
う「はぁ…じゃあまた後ろ向くから、服着ろ。」
坂「濡れたままやけど?」
う「服ごと乾かすからいいんだよ。」
坂「…ホンマに乾かせるん?」
う「できないことは言わない。」
坂「…嘘やったら攻撃するからな。」
う「はいはい。」
濡れたまま服着るなんて気持ち悪いやん。やけに肌に引っ付くから着にくいし…うぅ、ビチャビチャやぁ…
坂「…着たでー」
う「ん。っ!…お、おぅ…」
坂「ん?どないしなん?」
う「…あ、いや…なんでもない。」
とりあえずはよ乾かしてもらいたい。
う (結局見えてるんだよなぁ…)
坂「ん?何してるん。はよ乾かして。」
う「あーはいはい。」
パチンッ
坂「っ!?」
なにこの炎!僕の周りだけあるやん!!
やっぱりこいつ僕を殺そうとしてたんやッ…!!
坂「おい!うら」
う「はい終わり。どう?乾いたでしょ?」
坂「え?…あ。」
確かに乾いてるし羽も燃えてない。火傷もしてない。
う「熱くなかった?」
坂「…別に。」
う「そうか、よかった。」
そうだ。炎に囲まれた時に熱さは感じ無かった。むしろいい感じの暖かさだった。
坂「…ねぇ。」
う「ん?」
坂「本当に僕に殺意は無いの?」
う「はぁ?今更何言ってるんだよ。あったらこんな親切にはしてないだろ?」
坂「で、でも僕とお前は種族が違って敵同士…」
う「種族が違うのは仕方ないけど、敵同士っていうのは周りの奴等で俺らは違うだろ?」
坂「っ!」
う「まぁ少なくとも、俺は天使君を敵とは見てないよ。…天使君は?やっぱり俺は敵?」
坂「ぼ、僕は…」
どう思ってるんやろ。実際こいつは優しい。まぁ頭おかしい時はあるけど…
出会った時も他の悪魔から助けてくれたし、今回だって泉を教えてくれてタオルが無いから乾かしてくれた…
坂「敵…、じゃないと思う。」
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ekusiadono(プロフ) - 恋花レンカさん» 神作と言っていただけるなんて!!嬉しいコメントありがとうございます!! (2019年12月13日 13時) (レス) id: 83718aafb1 (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 面白い作品ですね!神作だと思います!これからも応援してます。 (2019年12月13日 13時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ekusiadono(プロフ) - ナタデココナッツさん» コメントありがとうございます!!続きを楽しみにしてくれる方がいるなんて光栄です!!応援ありがとうございます!! (2019年12月9日 12時) (レス) id: 83718aafb1 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココナッツ - すごい良かったです。続きも楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年12月9日 6時) (レス) id: a628d8ca2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八雲橙 x他3人 | 作成日時:2019年10月20日 3時