公安さんと差別姉妹の妹さん

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しばらく車に揺られていると、眠くなってウトウトしてしまった。

「ん、真籠さんねむいんですか？フッ、寝ていていいですよ。 」

『運転してもらっているので寝るなんてできません。』

私がそう答えると安室さんは少し考えているようだったが、そうこうしている間に安室さんの家に到着した。

車から降りてしばらく安室さんについて行くと、ある部屋の前で止まってこちらを振り向いた。

「さっきから考えていたんですが真籠さんって犬アレルギーだったりしますか？」

『いえ、エビはアレルギーなので食べれませんがわんちゃんは大丈夫ですよ。もしかしてワンちゃん飼ってるんですか？』

「野良だった犬を飼っているんです。」

野良の犬を拾って大切にしているなんて優しい人なんだな。私の両親とは大違いだな。そんな事を考えているとどうぞ、そう言ってドアを開けてくれた。

『ぇ、あの、安室さんのお家なんですから』

「いいから入ってください。」

『でも』

そうやって入るのを渋っていると、安室さんが私の耳元に顔を近づけると、とんでもないことを口にした。

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「早く入らないと襲いますけどいいですか？」

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