尾も白い日々を貴方と【短編集】【ワイテルズ】

記憶を失ってみた【リク】 ページ16

○きんとき
「っ、大丈夫？！痛いところはない…？！あ、ナースコールしなきゃ…っ」
目が覚めると貴方の顔を覗いてた覚えのない男性が焦っている。ナースコールということはここは病院なのだろう、何故こんなところに？この人は誰？この点滴は？と頭に沢山はてなを抱えていると
「、とりあえず無事でよかった」
と今にも泣き出しそうな彼。変な人ではないみたい？
「あ、そっか、ごめんね…僕はきんときって言うんだ。……記憶はない思うけど君の……彼氏」
迷ってから言った彼氏というワード。貴方は不思議に思う。記憶がないはずなのに彼が泣き出しそうな顔をしてるのが辛い、どうしてなんだろう

○スマイル
「よかった、無事で…」
慌ただしく病室に入ってきた彼。貴方を見た途端力が抜けたのかその場で座り込む。しばらく座り込む彼を心配して"大丈夫ですか？"と声をかける貴方
「…こんなときまで俺の心配しないでよ」
こんなときまでってことはどうやら彼は知り合いのよう。返答に困っていると
「…大丈夫、無理して返答しなくていいから」
と貴方を落ち着かせるように優しく言う彼。それから彼は自分のことについて沢山話してくれて、和やかな時間が過ぎた。珍しく喋るなぁと思った貴方はなんで珍しいと思ったのかまだ気づけず、彼は少しでも自分を思い出してほしいと願いを込めながら

○きりやん
「目が覚めたの？！大丈夫！痛いところはない？！」
目が覚めた貴方の目の前には心配そうに貴方を見つめる見知らぬ男性がいた。咄嗟に"貴方は誰ですか？"と質問をする。
「…え？……俺だよ？きりやんだよ…？わからないの……？？」
こんなことありえないと彼は何度も貴方に問いかける。でも何度言われてもわからない。貴方の顔が曇ったままでいたら
「…そっか、怖がらせてごめんね。俺は君の知ってる人だから大丈夫だよ」
と苦しそうな表情で言う彼。貴方が記憶喪失だと言うことを完全に理解してしまったようです。そんな彼の苦しんでる表情をみると何故か胸が痛い、その疑問の答えに貴方はまだ気づけない

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テストや資格試験、20万人記念配信を見てたら更新遅れました(･･;)大変申し訳ないです…！

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