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プロローグ ページ1
「人間、それをよこさぬか」
急に話しかけられたかと思えば、いきなり言われたのは「よこせ」という言葉だった。私は何のこと かわからず、首を横に傾げる。
「だから、お主の腕にあるそれじゃ」
よこす以前に、自分の目を疑いそうになる。私の隣で喋っているのは黒と紫の髪と黒い着物に身を包んだ少女。なのに、口調は、「〜じゃ」という少女とは思えない口調。
この人(人ではないと思うが)、見た目とは違って以外と100歳以上あるのでは?しかし、仮に100歳以上だったとしても、少女の姿はおかしい。まさか…。自分の考えに、自分の思考が止まりかける。
「どうした、わらわを見つめるとは。まぁよい。とりあえず、それをよこさぬか」
そう言うと、黒い着物に身を包んだ少女は、私の腕から強引に『それ』が入ったビニール袋を奪い取ってしまった。
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