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あなたside
平野先生の一言によって突如始まった自己紹介タイム。
周りでは次々に名前を名乗る声が聞こえてくる。
いやおかしいでしょ少しは恥じらいなさいよあなた達。
年頃の男女でしょうが。もうちょっとなんかさ、こうさ、気まずさとかあるじゃん？あるじゃん？
何ノリノリで自己紹介なんてしちゃってんのよ。
なんてことをバーッと考える。
何だこのクラス、全員ノリ良すぎか。
…え、どうしよ。
とりあえずしなきゃだよね？
いや気まずい。何が嬉しくて嫌われてる相手に自己紹介しなきゃなんないのよ。
……するかぁ、自己紹介。
意を決して、森村くんのほうに向き直ろうとしたそのとき。
「あの！俺、森本慎太郎っていいます。」
真っ直ぐな声が聞こえた。
さっきちらっと見えた大きな体には似合わない、高めの甘い声。
「あ、はい。村穂Aです、お願いします。」
咄嗟にそう返事したけど、、
やってしまった。
また感じの悪い返事をしました、村穂A。
こんなん嫌われますよしゃーないしゃーないだってだってちゃんとこっち見て挨拶してくれたのにさまた目も合わせずに返事とかもう自分で自分がやんなるよねあーあどうしよ更に嫌われたわ華のJK2日目にして早くもカースト上位の陽キャ男子に嫌われた感じですねお友達できないじゃん虐められるじゃんやだなぁどうしよう！！！(一息)
もはや開き直って、改めて森本くんのほうに向き直る。
･
あれ？
森村くん？あれ？森本？
「、、森本くん？」
「はい、森本です！森本慎太郎、好きなように呼んでください！」
「おっとぉ…」
なんてこったい、ずっと勘違いしていたじゃないか。
隣の彼は森本慎太郎くん。森村じゃなかった。
誰やねん森村。どっから来たの森村。
「んね、ゆーか、」
「なん」
「森村くん森村くんじゃなかった」
「ま？」
「ま」
慌てて優佳の肩を叩き、新事実を伝える。
「聞いて驚くなかれ」
「なん」
「松本くん松本くんじゃなかった」
「おっとぉ…」
更にさらに新事実、仲間なようで仲間じゃない半分陽キャの松本くん、松本くんじゃなかったらしい。
「お名前は？」
「松村北斗くん」
「ぽい」
「んよね」
小声で情報交換する私たち。
の隣には、面白そうにこちらを見つめる松村くんと森本くん。
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湊 - うっ…！きゅんきゅんする上になんかギャグ小説っぽくて面白いです！更新は作者さんのペースで頑張ってくださいねー！ (2021年7月11日 21時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - あさん、コメントありがとうございます。どこのことか教えていただけないでしょうか？ (2020年11月10日 7時) (レス) id: 8cb59abab6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - （名前）じゃないと名前変換されないですよ（ ; ; ） (2020年11月9日 22時) (レス) id: 7685fc0708 (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - はじめまして！唐突ですが主さんの作品好きです！！これからも更新頑張ってください (2020年11月9日 21時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2020年10月31日 23時
