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あなたside
北斗、と誰かの名前を大きな声で呼んだその男子は、教室の前の扉から勢いよく入ってきた。
そしてずかずかとこちらに近づいてくる。
…え、こちらに近づいてくる？
「北斗！聞いてる！？」
「…もう慎太郎うるさい…」
陽キャくんが話しかけたのはまさかの松本くん。
「だってだってさ、一緒に行こうって言ったじゃん！」
まるで駄々っ子のように松本くんに話しかける陽キャくん。
「…だって慎太郎、ジェスとふざけてたんだもん」
こちらも若干駄々っ子な松本くん。てか、「だもん」ってなに「だもん」って。拗ねてるのむりかわいい。
「それはそうなんだけど！せっかく一緒のクラスだったのにさぁ、、」
しゅんっとわかり易く眉を下げる陽キャくん。お目目がきゅるきゅるしてるよ、きゅるきゅるしてる。
表情の変化激しすぎる、さすが陽キャ(偏見)
「…、はぁ、ごめんって。わかったからその目やめて」
パタンっと本を閉じ、こちらも少し眉を下げる松本くん。どうやら陽キャくんのきゅるきゅるお目目に弱いらしい。
「もう、俺寂しかったんだからね！」
「わかったって。ほら早く席座れよ」
「へーい」
そう言って陽キャくんは松本くんの席を離れ、こちらに近づいてくる。
…え、こちらに近づいてくる？(デジャブ)
ガタッ
私の、すぐ隣で音がした。
さっきまで松本くんと仲良く(？)話していた陽キャくん。
今は私の隣にいる。つまり…
陽キャくんは私の隣の席の森村くんだった。
「おはよう！」
すぐ隣から、元気な声。
反射的にそちらを向いて、
「あ、おはよう…」
そう返す。
「隣の席だね！よろし…」
バチッと、目が合った。
「…まじか。」
無意識に口から溢れ出た。そんな風には森村くんは呟いて、ぽかんと立ち尽くす。
…え、なに？
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湊 - うっ…！きゅんきゅんする上になんかギャグ小説っぽくて面白いです！更新は作者さんのペースで頑張ってくださいねー！ (2021年7月11日 21時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - あさん、コメントありがとうございます。どこのことか教えていただけないでしょうか？ (2020年11月10日 7時) (レス) id: 8cb59abab6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - （名前）じゃないと名前変換されないですよ（ ; ; ） (2020年11月9日 22時) (レス) id: 7685fc0708 (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - はじめまして！唐突ですが主さんの作品好きです！！これからも更新頑張ってください (2020年11月9日 21時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2020年10月31日 23時
