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あなたside
数日後。
「まだ水曜日とか泣きたい」
「いいよ、泣いて」
「うわぁん」
「終わった？」
「おす」
「はい終了」
学校の最寄り駅を出てすぐ
無駄に天気のいい空を見上げながら悲しみの声を上げる私と、めんどくさそうな声でツッコミを入れる優佳。
駅から学校までは案外距離がある。
歩くのだるいんだよなぁ、
私たちだらだら話しながら歩くから時間かかるし。
なんて考えていると、
「あれ、星谷さんだ」
「おお、おはよ松村くん」
後ろから声をかけられて振り向くと、そこにいたのは松村くん。
まあ声かけられたのは優佳なんだけどさ。
あ、私見えてない感じね？
優佳にしか興味無い感じねおっけ。
「ねえ、お友達変なこと考えてそうだけど大丈夫？」
「大丈夫、いつもの事」
なんていう会話は、私の耳に入らなかった。
なぜなら
「村穂さん、おはようございます！」
「あ、おはよう、ございます」
松村くんの隣には、キラキラ笑顔で挨拶してくれる森本くんがいたから。
お隣さんとして出会ってから少し経つけど、もちろん未だに敬語である。
いや、それにしても顔が良い。
今日も私のストライクゾーンに重い球を投げ入れてくる。
なんかこう、目がいいんだよな、目。
思わず食い入るように見つめてしまう。
すると、
「…俺の顔、何かついてます？」
「え？」
不思議そうな顔をして顔を覗き込んでくる。
私は慌ててぶんぶんと首を振った。
森本くんは少し笑って
「んー、じゃあ行きますか」
「え？どこに？」
「どこにって…学校？」
「あ、学校」
「はい、学校」
何故だろう、一緒に登校することになってしまった。
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湊 - うっ…！きゅんきゅんする上になんかギャグ小説っぽくて面白いです！更新は作者さんのペースで頑張ってくださいねー！ (2021年7月11日 21時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - あさん、コメントありがとうございます。どこのことか教えていただけないでしょうか？ (2020年11月10日 7時) (レス) id: 8cb59abab6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - （名前）じゃないと名前変換されないですよ（ ; ; ） (2020年11月9日 22時) (レス) id: 7685fc0708 (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - はじめまして！唐突ですが主さんの作品好きです！！これからも更新頑張ってください (2020年11月9日 21時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2020年10月31日 23時
