検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:744 hit

少女1 ページ2

ある日のポートマフィア本部。

森と太宰達で、五大幹部会議が行われる事となった。


森「今回君達に集まってもらったのには理由がある」


円形に作られた机を、森を真ん中に五人の幹部達が囲んでいた。

森の右から尾崎、太宰、川端と、幼い二人の少女が座っていた。


森「前々から気になっていた。海外の組織 American deadについてだ」


皆んな真剣な表情で森の話しを聞いている中、幼い二人の少女は笑顔で聞いていた。


森「もうすぐして、ヨコハマにやってくるとの話しを聞いた為、誰かに潰して来てもらおうと思ったんだが」


はぁ〜、と一つため息をついてから苦笑いで幼い少女達を見る。


森「こんな時でも相変わらず笑顔でいるね?【紫月ちゃん】に【深月ちゃん】」


名前を呼ばれた少女達、紫月と深月は笑顔で答えた。


紫月『うん!だって楽しみなんだもん!』

深月『やっと、幹部として仕事出来る!』


二人は幹部になってからそう長くなく、未だにその実力を隠し持っている為、少し同じ幹部達から舐められることがある。


太宰「はぁ、何で君達みたいな子供が幹部になれたんだろう」

紫月『うわー、太宰幹部ヒドイ!』


酷い。と言いながらも、表情は笑っていてよく心情を読み取れない。


森「まあまあ、そうだ。今回の件、American deadを、紫月ちゃん達にお願いしようかな」

深月『ヤッター!』


突然の森の言葉に、幹部達が驚きの声を上げる。


尾崎「いいのかえ?童じゃぞ?」

川端「そうです首領!ここは私にお任せを!」

首領「黙っていてくれ給え」


首領の出した殺気に、押し黙る彼等をよそに紫月は誰かと連絡している。


紫月『あ!もしもし?American deadの資料が欲しいんだけど。……うん!直ぐに!…ありがとう!』

森「誰に電話したんだい?」


森の問いかけに、紫月は満面の笑みで


紫月『直ぐに来るよ!』


と言った。のと同時に会議室の扉をノックする音が聞こえた。


コンコン


「首領。資料を届けに来たという者がいます」

森「入れてくれ」

「はい」


森の了承を得て入って来たのは、紫月達と同い年であろう少女だ。


森「君が資料を届けに来てくれたのかね?名前と階級は?」

『【文月】と言います。階級は最下級構成員です』


少女の答えに、幹部達はどよめいた。

最下級構成員をこの幹部達がいる中に入れるのかと。

答えを求めて森に幹部達が目を向けたその時。

少女2→←始め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 4.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蛇桜 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年4月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。