ハリーポッターともう一人の少女【秘密の部屋】II (ページ7)

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48話ページ7

ロン「何が“クモの跡を追え”だ…ハグリッドのやつ覚えてろよ！」

そのまま車はまるで意思を持ったかの様に動き、森へ入って行った

ロン「僕らをあんな所へやって何の役に立った？」

ハリー「一つ分かった。ハグリッドは“秘密の部屋”を開けてない。無実だ」

僕たちはハーマイオニーの様子を見に医務室に訪れることにした

ハリー「目を覚ましてハーマイオニー…君が必要だ…君の助けが…」

その時ハーマイオニーの手に何かあることに気づいた

どうやら何かの紙のようだ

ロン「それは？」

ハリー「ロン、ハーマイオニーは図書館でこれを調べてたんだ…行こう！」

ハリー「“我らの世界を徘徊する怪獣で最も恐るべきはバジリスク。数百年も生き長らえ、この巨大な蛇のひと睨みは命取りになる”“クモはその前ぶれ”」

ハリー「ロン、“秘密の部屋”に棲む怪物はバジリスクだ。蛇だから僕とコスモはその言葉が聞こえた」

ロン「でもひと睨みで殺せるんだろ？どうして誰も死んでないんだ？」

ハリー「目を見てないからだ…たぶん直接には」

ハリー「コリンはカメラを通して見た、ジャスティンは“首なしニック”越しに。ニックはもともと死んでるし、ハーマイオニーは…あの鏡だ。後ろを警戒して鏡を見てた」

ロン「ミセスノリスは？カメラも鏡も持ってないよ」

ハリー「水だ…水浸しの床にバジリスクが映ったんだ」

ハリー「“まずクモが逃げ出す”」

ハリー「辻褄が合う」

ロン「でもそんな大蛇がどうやって動き回るんだ？」

ハリー「ハーマイオニーは解いた」

そこにはハーマイオニーの字で“パイプ”と書かれていた

ロン「パイプ！配管のパイプか」

ハリー「アラゴグの話じゃ50年前女生徒はトイレで死んでた。もし今もまだ居たら？」

ロン「“嘆きのマートル”？」

ミネ「生徒は全員すぐ寮に戻りなさい。先生方は大至急2階の廊下へ」