58話 ページ17
コスモのおかげで少し助かったけどこっちに向かって追いかけてきてる
床が水で濡れていたから転んでしまった
多分もうだめだ
そう思ったがフォークスが助けに来てくれた
トム「やめろ！」
影を見てわかったがフォークスは助けてくれたらしい
バジリスクの目を潰してくれた
トム「目は潰されてもまだ音でお前がどこにいるか分かるぞ」
走って逃げたけど追いかけてくる
しかも逃げた先は行き止まりだ
バジリスクがこっちへ来る
石を投げて上手く誤魔化した
別の方向へ行ってくれたようだ
僕はそのまま元の場所へ戻った
トム「もうじきすべてが片づく。あと数分でジニーは死に僕は“記憶”から抜ける…ヴォルデモート卿の復活だ」
トム「再び…生きて…この世に！」
ハリー「ジニー」
バジリスクがこちらへ来た
帽子の中から剣が出てきた
コスモ「これってグリフィンドールの剣？」
コスモ「ハリー、その剣を持って！それならバジリスクを倒せる」
だめだ…ハリーが襲われてる
“私の言うことを聞いて…言うことを聞いてくれるならあなたを殺さなくて済むわ…さあどちらがいい？”
ここの人は皆パーセルマウスだ
何を言っているかもちろん理解できる
トム「無駄なことをするんじゃない」
トム「“僕の言うことを聞くんだ”」
ハリーはそのまま剣を持ちバジリスクと戦った
この剣はゴブリンが作った物だ
特性として“自分が更に強くなるための物”を吸収する
ハリーは何も知らないだろうが、バジリスクを切ったことによりその毒はグリフィンドールの剣の力となっているのだ
“あなた私のペットにならない？そしたらサラザールにも会えるしこんな戦いしなくて済むわ”
そうすると今度はこちらを見た
見たと言っても声を頼りにこちらへ振り返っただけだ
目はつぶされており、私は死なないことから目を見ても意味はない
バジリスク「“本当か？”」
返答が返ってきた
流石に予想していなかったのだろう
この場の誰もが驚いている
コスモ「“条件がある。人間を襲わないこと、今すぐにハリーを襲うのをやめてこれからは私の言うことだけ聞くこと”」
コスモ「“私は死なないし、あなたを寂しい思いにはさせない”」
一か八かだ
バジリスクは元はと言えばサラザールのであり、順当に行くならトムが従えるのが筋だろう
けれどこのままではバジリスクは死んでしまう
それは避けたいのだ
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月17日 5時
