57話 ページ16
トム「そして君だハリーポッター」
トム「特別な魔力も持たない赤ん坊が偉大な魔法使いを破るとは…ヴォルデモート卿の力は打ち砕かれたのに君は傷跡一つ」
ハリー「なぜ気にする？ヴォルデモートは君より後の人だ」
トム「ヴォルデモートは僕の過去であり、現在であり、未来なのだ」
“トム・マーロヴォロ・リドル”
その字を組み替えて出来た言葉
“私はヴォルデモート卿だ”
ハリー「君が“スリザリンの継承者”？ヴォルデモートか」
トム「この僕が汚らわしいマグルの父親の姓を名乗るはずがないだろ？」
トム「自分で新しい名を付けた。誰もが口にすることを恐れる最も偉大な魔法使いの名だ」
ハリー「それはダンブルドア先生だ」
トム「僕の“記憶”によってやつは追放された」
ハリー「先生は戻る。彼を信じる者がいる限り！」
そう言うとフォークスがやってきた
アルバスはこの事をわかっていたのだろう
わかっていて泳がせたのだ
ハリー「フォークス？」
コスモ「そうね。アルバスが助けのために用意してくれたんだわ」
フォークスから渡されたのは組み分け帽子だった
トム「ダンブルドアが味方に送るのが歌い鳥に古帽子とはね」
トムはそう言ってるが実際何を意味しているのかわかった
これで戦えと言うことなのね
トムはそのまま蛇語でバジリスクを呼び出した
トム「サラザールスリザリンの継承者ヴォルデモート卿と有名なハリーポッターとの対決だ」
ハリーは気付いたのだろう
奥から出てくるのがバジリスクだと
トム「蛇語は無駄だぞポッター。こいつは僕だけに従う」
コスモ「果たしてそうかしら？」
“襲うな。私の言うことを聞け”
トム「その指輪はサラザールスリザリンの…」
コスモ「この指輪にはバジリスクの主人であるサラザールスリザリンが居る。そして一応私も創設者よ？多少はうまくいくわ」
実際バジリスクは混乱しているようだった
主人がいる指輪をつける私と主人の子孫であるトム…
果たしてどちらが勝つかしらね
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月17日 5時
