41話 ページ50
ロン「危機一髪だ」
ハリー「ハーマイオニー聞いて」
ハー「行って！」
マートル「見てのお楽しみ。ひどいの」
ハリー「ハーマイオニー？大丈夫？」
ハー「ポリジュース薬は動物には使っちゃいけないの。ミリセントのローブについていたのは猫の毛だったの」
ハー「こんな顔に…」
ロン「しっぽまで！」
ハリー「そうだ…ハーマイオニー、僕たちがやったことバレたみたいだ」
ハー「誰に？」
ハリー「コスモにだ。多分マルフォイとも仲がいいから話そうとしてたんだ」
ハー「それで？」
ロン「すぐにバレたさ。おまけにマルフォイに気づかれないように自然に振る舞えって…」
ハリー「コスモは何でも知ってる。きっと今回ポリジュース薬でクラッブとゴイルに変身して聞き出そうとしてたことも、秘密の部屋を調べていることも全部バレた」
ハー「そう…わかった。何か聞かれたら全部話すようにして頂戴。私は医務室へ行くわ」
ロン「それでハーマイオニーは？」
ハリー「毛玉を吐かなくなったら医務室から出られる」
ハリー「これは？」
床が水浸しになっている
ハリー「マートルがトイレを壊した？」
確認する為にマートルがいるところへ行く
マートル「何か投げつける気？」
ハリー「そんなことしないよ」
マートル「私はここでひっそり過ごしてるのに本を投げつけてからかうのよ」
ロン「でも体を通り抜けちゃうから別に痛くないだろ？」
マートル「そうよ！“感じないからぶつけてやれ。腹を通り抜けたら10点！頭を通り抜けたら50点！”」
ハリー「誰が投げつけたの？」
マートル「知らないわ見てないの。ただ座って“死”について考えてたら頭のてっぺんに本が落ちてきたの」
マートルはそう言った後泣きながら行ってしまった
床には一つの黒い本が落ちてあった
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月2日 20時
