世界の愛されマンネ【2】 (ページ34)

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過去編4 ページ34

HS「とりあえず歌ができるのはわかった。でもダンスができなければ意味がない」

「ホシさんはプロ意識が既にある方なんですね。ぜひ見てほしいですし一緒に踊りませんか？ランダムプレイダンスでいけますよ」

HS「わかった。とりあえず見せてもらう」

少しやるはずが思ったより楽しくなってしまい10時間続けて踊ってしまった

「とても楽しいですねホシさん」

HS「ちょっと…これ以上は…流石にきつい」

DN「ホシヒョンが根を上げるなんて珍しいけど10時間も踊り続けて息を切らしていないAって何者なんだ…」

WZ「まだお前ら気づいていないのか？お前らが一番好きなアーティストであるナム・A、活動名はエリザベス・ヴィクトリア・キングだよ」

それからは色々だった

理解が追いついていない人

嬉しすぎて叫びだす人

涙を流す人

サインを求める人

ホシさんは今までの態度を謝罪したかったのか土下座しようとしたが流石に年上の人にされるのは心が辛いのでやめてもらった

それから次の日

HS「A！パフォーマンスチームに来て！ここならAの素敵なダンスを活かせるし何より隣にいてほしい！」

WZ「何を言ってるんだ。A、ボーカルチームに来てほしい。今までに求めていた足りなかった何かがAなんだよ。ボーカルチームに入ったら必ず後悔はさせない」

この2人からの熱烈な勧誘が来た

DN「A…さんですよね。僕もパフォーマンスチームなんですよ。一緒のチームだととても嬉しいです」

「同い年だからタメ口でいいよ。ディノのダンス、私好きだよ」

DN「僕もAさんが好きです」

「ありがとう」

どこのチームに入るか悩んでしばらく経つ

けれど私は歌よりダンスが好きだし動くことが一番楽しい

パフォーマンスチームに入りたいとホシオッパに言ったところ

HS「Aのこと信じてたよ！！！ホランヘー！！！」

と言いながら飛びついてきた

最初はヨジャが入ってきて驚いたんだろうけどこの人の情熱は本物だ

そこからは私とホシオッパを中心とした練習が始まったがたまにホシオッパも顔を引き攣らせるくらいの練習量を私が出すことがあるらしい

海外の時の1万分の1もない練習量だ

ちなみにあの時は「プロになる気のないやつはﾀﾋね」

という言葉を言う先生だったが私には優しかった

教え方は上手いのだ

このエピソードを言った後メンバーからは何かを察する顔をされた