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36話 ページ44

プリズムワールド

コスモ「はぁ…。弟の事話してたらなんか呼び出されるし。重大な話ってなによ。」

石「コスモ様お久しぶりでございます。」

コスモ「久しぶりね。今回は何の様かしら?」

石「貴方の弟さんについてですが…。」

コスモ「どう言うこと?」

石「貴方の弟さんは少し別の世界でアイドルというものを学び、この世界で活躍したいと言っていたので、別の世界に飛ばしました。」

コスモ「そう。あの歳で。」

石「はい。そして行方不明のまま終わっていました。」

石「けれど今日帰ってきます。」

コスモ「今日!?!?」

石「はい。あと少しで帰ってくると思います。」

コスモ「突然ね。」

石「はい。」

コスモ「それで私を呼び出したと言うわけね。」

石「その通りです。」

コスモ「それじゃあ久々に、勝手に別の世界に行ったバカ野郎の顔でも見ますか。」

石(コスモ様お怒りですね。)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1時間後

?「久しぶりだな〜。懐かしい。」

?「あれってもしかして…?お姉様〜!!!」

石「来ましたね。」

コスモ「来たわね。」

?「久しぶりだね。相変わらず姉様はお美しい!身長も大きくなって!素晴らしいです!!!」

コスモ「…。」

?「お姉様?なぜ無視をされるのですか?」

コスモ「貴方が勝手にいなくなったから怒っているに決まっているでしょ?」

?「…。ごめん。」

コスモ「グレイ、なぜ貴方は何も言わずにいってしまったの?」

グレイ「お姉様ごめんなさい。なるべく寂しくならないように何も言わないで行ったんだ。」

グレイ「でも、お姉様に心配を掛けてしまいました。本当にごめんなさい。」

コスモ「でもなぜあの歳で決断したの?」

グレイ「やるなら今がちょうどいい時期だとおもったから。」

コスモ「そう。でも私はまだ許してないわよ。」

グレイ「たぶん一生許されないだろうと言うことは分かってる。」

グレイ「僕は姉様を幸せにしたかった。だから姉様が笑えるように、プリズムスターになろうと思った。でもアイドルになってそっち側から学ぼうと思ったんだ。」

コスモ「…。とりあえずこれから貴方はどうするの?」

グレイ「お姉様と同じエーデルローズに行くよ。学校は華京院学園に行く。」

コスモ「そう。」

コスモ「それじゃあ、これで帰らせていただきます。」

石「あ、ああ。帰りは気をつけてくださいね。」

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作者名:コスモ | 作成日時:2020年1月14日 0時

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