ルイ・シャロウと足りない武力�� ページ2
前世の記憶を思い出したきっかけはとある新聞。今年の神格者はイーストン魔法学校二年生の……といった内容の記事だった。
「ににに、にいさささま！？」
と一人っ子なのに思わず叫んでしまい、母親から真面目に心配された。
そこで思いついたのだ。
『今のタイミングでイーストンに入ってコインを集めれば推しに奪っていただけるのでは？？？』
なんともまあ邪な考えだが前世からのオタクオブオタクなので仕方ない。そうこれは仕方ないことなのだ。
しかし、問題があった。私の両親はセント・アルズ聖魔学校出身で、私自身も内部進学が決まっていたのだ。
そこでシンプルに土下座しながらひたすら頼み込んだ。
そんなこんなで両親からの許しはゲット。子供の意見を尊重してくれる教育方針で本当に良かった。
が、まだ一つ、大きな問題が残っていた。
『攻撃力クソザコですやんワイ……』
アザは左頬に一本、魔力はザ・平均レベル。固有魔法も同じ種類の物を分裂、合体させるだけのしょぼい魔法だし。他に使える魔法っていったら基礎か回復系くらいだし。聖魔学校とはいえいくらなんでも回復魔法に極振りしすぎだろ。
編入試験そのものはもうすでに内容を知っている訳だしどうにかなるが思うのだが、その先が問題なのだ。
私の推しはアビス・レイザーくん。つまり私のようなただのクソザコ一本線が太刀打ちできるわけない。
どうしたものかと唸り続けて三分が経った頃、我ながら天才的なアイデアを思いついてしまった。
『武器に杖を仕込めば合法的に武力を得られるのでは？』
魔法も使っているとはいえ、あんだけ刃渡りがっつりある大剣を使ったゴリ物理微塵切り戦闘スタイルが許されるならもう槍でもなんでもいけるんじゃないか。
……そんなこんなで、選ばれたのは銃でした。
これぞ武力。『ペンは剣よりも強しと言った人は、自動式拳銃を知らないんだろうな』という迷言も残されてるくらいだもん。世界観的にいかがなものかと思ったがハ○ポタ本編開始と同じくらいの年代だと仮定すれば普通に自動式拳銃くらいあるはずだし。
何より、私の固有魔法なら散弾銃みたく弾をばらけさせたりもできるし、他の魔法と組み合わせれば軌道をいじったり、弾速を上げたりもできるはずだ。
許可が降りればの話だが、ここはもう全力プレゼンしかない。
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なんか文字数がオーバーしてたので二話に分けます。全角は2文字判定なのかな？ややこい……｡
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限界！！ - 夏目さん» 教えて下さりありがとうございます！外しました！ (6月17日 10時) (
レス) id: 5709f76693 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - コメント失礼します。作品楽しませてもらってます。ｺｿｯオリジナル作品のタグついてます、 (6月15日 21時) (レス) @page3 id: 56ac1eb89c (このIDを非表示/違反報告)
大学いも(プロフ) - 作品すごく素敵です、楽しませて頂いております！更新頑張って下さい！ (6月5日 7時) (レス) @page3 id: b0857282fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：限界！！ | 作成日時：2023年5月30日 23時
