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《9》 ページ9






白一色の部屋に閉じ込められて、

手錠も足枷もないけれど、その代わり私の薬指には

怖いくらいにサイズがピッタリの指輪が

はめられている。


冷たく光っているそれは、

実際の重さよりやけに重く感じる。





「…俺のこと好き?」



「ううん、愛してます、」





こう答えなければいけないと、

身体に嫌ってほど教えこまれた。



初めこそ抵抗していたけれど、

もうそれさえも諦めた。



既に私の心も体も、

疲弊していて、極限状態だった。





「ほんまに?俺もやで」




「Aには俺だけで大丈夫やんな?

ずーっとAだけ見てるから。

Aもずっと俺だけを見てて?

俺の事だけで頭いっぱいにして?」





流星、今どこで何をしていますか?

本当にネクタイ自分で結べていますか?



私は、結婚という名の監 禁をされている今日も、

どこかで貴方の幸せを願っています。






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設定タグ:桐山照史 , 藤井流星 , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぼんぼん。 | 作成日時:2018年12月22日 11時

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