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「ごちそうさまです、」
「美味しかった？」
「すっごく」
「それはよかったわ、
Aめっちゃええ顔して食べとったもん。」
「なんか恥ずかしいなあ、」
「可愛かったで？」
お店を出て彼女の使う駅までの帰り道。
指を絡めて隣を歩ける暗い道。
「じゃあね淳太くん、今日は会えて嬉しかった｣
「おん、気をつけてな」
彼女の姿が見えなくなるまで見ていようと
ひとり立っていたら、
振り向いてそっと微笑まれて。
本当は帰したくなかったけど、
そんな気持ちをぐっと抑えて「またいつか」と
手を振った。
最終電車に乗り込んだ君の背中をただ見ていた。
．
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作者名：ぼんぼん。
| 作成日時：2018年10月21日 0時
