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「……こんな時間になにしてるん｣
手首をぎりりと力強く掴まれて離してくれない。
彼からの問いをそのまま返したい気持ちしかないが
何か言うこともないから黙りしていた。
「なあって！！Aっ！」
いつぶりだろう名前を呼ばれるのは。
「なにしてるのって、望に関係ある？」
「…は？」
「もうだめだよ、
何のために2人一緒にいるのかわからない」
「無理してまで同じ家に住む必要って何？
ほとんど顔も合わせないし、
最後に名前呼ばれたのも思い出せないほどで、
久しぶりの会話がこれ。｣
「もうっ、むりっ…別れよ？
いや、別れてください」
どこからそんな力が出たのか不思議で
ならないけど、あれほどまでの力で掴んでいた
彼の手を振り払い、
さよならも言わずに背を向けた。
いいんだ、これで。
思いあってないのに、好きだから同棲できればいい
って思えるわけがない。
…なのになんで。
「嫌やっ！」
この人は私を離してくれないの？
「ごめん、こんなやつで、言われな気づかない
最低なやつで」
「嘘にしか聞こえんくてもええ、
でも俺は、俺にはAしかアカンねんっ！」
「別れるなんて言わんといて…？
なあ、戻ってきて」
「っ、」
持っていた荷物はいつの間にか地面に落ちていて
されるがままに抱きしめられる。
惚れたやつの弱みとやらなのか、
どうやら私は単純みたいだから。
悔しいけど、彼の背中に回してしまった手。
そしてそれとほぼ同時にぎゅっと強くなる力。
また視界が滲んできたのを見られたくなくて、
目の前の彼にグリグリと頭を押し付ける。
「……ご飯毎日じゃなくていいから食べて。
せめて連絡して」
「いやや、一緒に食べる」
「っ、……たまに一緒に寝て」
「毎日な。
これでもかってくらい、抱きしめるから」
「あと…またこんなんになったら許さないから」
「おん、ほんっとにごめん。
でも何があっても絶対離さへんから」
(……好きって言ってほし、い)
(好き？そんなんでええの？…だいすき)
kinoko3626様リクエスト“倦怠期”
メンバーは勝手に選ばせていただきました！
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海羽(プロフ) - このシリーズのパスワードがかかって読めないです パスワード教えてくれませんか？ (2019年4月27日 10時) (
レス) id: 0e6b4f9a0c (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - ぼんぼんさん！リク答えて下さりありがとうございました(^^)今気付いて読みました！サイコーでしたっ！鼻の下伸ばしてる�陲舛磴鵑�目に浮かびました(笑)�陲舛磴鷁聴Δい�(/-\)素敵なお話書いて頂きありがとうございました(^^) (2018年12月23日 23時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼん。(プロフ) - ニコニコ天使ちゃんさん» ココ！久しぶり〜！返信遅くなってごめんね。わざわざ読んでくれてありがとう！ (2018年12月22日 11時) (レス) id: 9cf4a3891d (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ天使ちゃん - ぼん!!久しぶり!!光瑚だよ!!覚えてるかな?更新されてるの今気付いて全部読みました!!おもしろかったよ!!久々にぼんの作品読めてよかった!! (2018年11月25日 13時) (レス) id: 957c1204e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼん。(プロフ) - 青恋さん» 最初からですか！私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました！きゅんを届けられたことも嬉しいのに一番だなんて……！これからもよろしくお願い致します！ (2018年10月20日 18時) (レス) id: a54c6f3007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼんぼん。
| 作成日時：2018年9月20日 20時
