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．
お風呂を上がってくつろいでいたら、
旅館の方が来て夕食を運んでくれた。
『お布団は
お食事をお下げした後にお敷きしますね』
「ありがとうございます」
『あ…お布団は如何なさいますか？
ひとつにします？』
「いやふたつで！！」
「え〜なんでやねん」
『ふふ、ではふたつ一応お持ち致しますね』
．
ふたりでは食べきれないような様々なご馳走を
午前中の観光のことを思い出し語り合いながら
ゆっくり味わって食べて、今は薄暗い部屋の中。
「なあもうええよな？俺頑張ったで」
敷いてもらった布団のひとつに押し倒される。
いつもならあっという間に服が脱がされているのに
今晩は、やんわりと帯を緩められ中途半端に
はだけさせられた浴衣。
彼の身につけている浴衣も着崩れしていて、
ちらり程よく筋肉のある胸元が覗いていた。
それが妙にいやらしくて、
私を見下ろす綺麗な顔が艶っぽくて
つい見とれていた。
「んんっ、」
「…違うところ見る余裕あんねや？」
「ちが…そんなこと、！」
「じゃあなに、」
「じゅ、淳太くんに見とれて、た」
「ふふ、あかんなあ」
ちゅ、ちゅと吸い付くように鎖骨から首にかけて
キスを落とされる。唇をあえて避けて。
「ね、淳太くんっ、」
焦らされるのがもどかしくて、
唇にはやく触れて欲しくて。
彼の浴衣の襟をきゅっと掴んで二回引っ張る。
「ごめんごめん、でも言うてくれな分からへんな」
「意地悪、」
「ほら、おねだりしてみて？」
「ちゃんと唇にキスして、？」
「…可愛ええ。たっくさんしたる」
くしゃりと目尻に皺を寄せて優しく笑ったなら、
ようやく唇に彼のそれが触れる。
可愛らしいキスが上唇を軽く食むようなキスに
変わったり、それより深くなっていったり。
「ごめっ、今日はいつもより無理させてまうわ｣
その言葉のあとのことは鮮明には
覚えていないほど、
彼でいっぱいになった温泉旅行の夜のこと。
彼に後ろから抱きしめられて目が覚めた
次の日の朝、私達は結局ひとつの布団で寝ていた。
(おはよう、A。大丈夫？腰痛ない？)
(ん…大丈夫。)
蝶々様リクエスト“淳太くんと温泉旅行”
付き合い長めな彼女の設定だったのでもっと
微笑ましい暖かい旅行を妄想するはずが
下心ばかりの淳太くんとの刺激的な旅行に…！
なんだかごめんなさい！！
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海羽(プロフ) - このシリーズのパスワードがかかって読めないです パスワード教えてくれませんか？ (2019年4月27日 10時) (
レス) id: 0e6b4f9a0c (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - ぼんぼんさん！リク答えて下さりありがとうございました(^^)今気付いて読みました！サイコーでしたっ！鼻の下伸ばしてる�陲舛磴鵑�目に浮かびました(笑)�陲舛磴鷁聴Δい�(/-\)素敵なお話書いて頂きありがとうございました(^^) (2018年12月23日 23時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼん。(プロフ) - ニコニコ天使ちゃんさん» ココ！久しぶり〜！返信遅くなってごめんね。わざわざ読んでくれてありがとう！ (2018年12月22日 11時) (レス) id: 9cf4a3891d (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ天使ちゃん - ぼん!!久しぶり!!光瑚だよ!!覚えてるかな?更新されてるの今気付いて全部読みました!!おもしろかったよ!!久々にぼんの作品読めてよかった!! (2018年11月25日 13時) (レス) id: 957c1204e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼん。(プロフ) - 青恋さん» 最初からですか！私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました！きゅんを届けられたことも嬉しいのに一番だなんて……！これからもよろしくお願い致します！ (2018年10月20日 18時) (レス) id: a54c6f3007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼんぼん。
| 作成日時：2018年9月20日 20時
