WESTといろんな××

あと一歩が【K.N】 ページ14

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小｢おはよ｣



貴｢おはよう小瀧｣





藤｢A、おはよ〜｣



貴｢流星おはよっ｣






なんなんこの違い！俺未だに名字呼びだし、

語尾にハートなんて見えないんですけど？！





小｢なあ、Aと流星って付き合ってるん？｣



貴｢……え？｣



藤｢ふはっ、そう来たか｣



小｢その間なんやねん、｣



貴｢いやっ、別に。｣



小｢やって俺と流星とAの同期で

仲良くしてきたんにさ、

最近なんつーか、二人一緒にいること多くね？｣



藤｢そっかそっか。俺らそんなつもりないねんけど付

き合ってるふうに見えるんか〜？

A、どうする？付き合っちゃう？

この鈍感やめて｣



貴｢〜っ、もう流星！

…小瀧こそ山口さん好きなの？｣



小｢はあっ？なんで山口さん出てくんねん。

まあ、Aより綺麗やしなあ、気も遣えるし…｣





ってちゃうちゃう、

俺こんなこと言いたいわけちゃうのに。



口からは思っていることと

正反対のことばかり溢れ出る。




傷つくのが怖いから、自分から壁を作って、

馬鹿みたい。





貴｢そ、だね。女の私でもいいなって思う！｣



藤｢おい、｣



貴｢山口さんなら小瀧の面倒任せられるかなー？

うん。すっごくお似合いだと思うよ、｣



藤｢A、！｣




小｢…やねん、｣




貴｢え？｣



小｢Aにはそんなこと言われたない｣






ほんま自分勝手だってわかってる。

俺の気持ち知らん

Aからしたら意味不明やと思う。



でも、流星に妬くのも


なんも知らんくせに他の女とお似合いってA

から言われてイラッとくるのも、


胸がギュッと苦しくなるのも。




＿＿＿全部全部好きだからで。





好きじゃなかったら、片思いじゃなかったら

こんな思いしなくて済むのに。


じゃあ当たって砕けろで、告白しちゃえば

いいのに、あと一歩が踏み出せなくて


…悔しい、情けない。




早くなりたい両思い。

いつか並びたい君の隣に。




Aが俺のこと好きならいいのに。





(望もAも、ほんっまアホや…素直になれば

いいだけなのに。俺そんなに良い奴やないで？)



(小瀧の隣に山口さんがしっくりきちゃって、

自分で言ったのに悲しくなる。

私が好きなのは小瀧だって言うだけなのに、ね)



(…また距離できてもうた。

反対にどんどん流星と仲良くなっていったら、)






あゆ様リクエスト“両片想い”

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