主従的恋愛〔赤〕

4話 ページ5

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暮らしているうちに分かってきた彼のこと。




例えば




朝はとびきり甘いこと。








重｢Aー、ネクタイ結んで？｣




貴｢大丈夫…ですか？これで｣




重｢大丈夫、ありがとう｣







ちゅって額にキスされるのは毎日のこと。









重｢じゃあ行ってきます、ん。｣




重｢…A、｣




貴｢んん、｣









行ってきますのチューをしたがること。




絶対私からさせたがること。









…とにかくキス魔なこと。









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夜は彼の支配欲にスイッチが入るのか


とびきり刺激的なこと。







重｢おいで｣






彼が腰掛ける横に腰掛けようとしたら





重｢ちゃうやろ、もう｣







こっち、って私を自分の膝に乗せて




抱きしめたまま話を続ける







貴｢あ、の！近く…ないですか｣




重｢嫌？俺それより、敬語が嫌｣




重｢次敬語使うたら…な。｣




貴｢っ、頑張ります、あ｣




重｢ふは…早すぎ。｣









抱きしめられていた腕を解かれて




ベッドに押し倒された。









重｢今夜はじっくり、敬語なおすの手伝ったるよ｣









彼が怪しく笑えば、


もう寝かせてくれないこともわかってきた。







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