Seven colors［3］

鎖骨 ページ30

小｢その、さ｣




貴｢ん？｣




小｢髪の毛って神ちゃん…？｣




貴｢あ、うん。そうそう｣




小｢せやんなぁ、悔しいけど似合っとるよ｣




小｢服も…てか、大人になったな。

こんな露出させちゃってさ、｣







そう言いながら


私の鎖骨を指でスーッとなぞる







貴｢のん、ちゃん…っ？｣




小｢ココ…｣






トントンと一点を叩く指。






小｢鎖骨の上の黒子。

俺しか知らんかったのにな…？｣




貴｢〜っ、｣




小｢ふは、ごめんごめん。顔真っ赤やね｣








小｢…もうめちゃくちゃ可愛い。なんなん｣









小｢はあ、やっぱ好きやなぁ｣




貴｢え、｣




小｢え？｣







小｢俺が好き好き言うてたの冗談かと思ってた？｣







小｢…まあ、そうやろうと思ってたけど

少し傷つくなぁ｣




貴｢ごめん…｣




小｢謝らんといてよ、返事は、せやな…すぐには出え

へんやろ？Aなりによく考えて。｣




貴｢う、ん｣




小｢ちなみにさ、告白、俺最後？｣






貴「…」コクリ






小｢せやんなぁ…

まあ、順番なんて関係ないわな！｣









小｢…あっという間家ついてもうた」







小｢Aの本当に好きな人選ぶんやで

同情やなくて。｣








小｢さーて、みんなに怒られよっと！｣









(ただいまー！！)


(なにしとってん！お前ら)


(後ろ振り向いてもおらんくて、びっくりしたわ)


(勝手にいなくならんといて)





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