Seven colors［3］

男として ページ3

桐｢ごめん、…我慢出来ひんかった｣




貴｢どういうこと、？｣




桐｢俺、ずーっと好きやねん。Aのこと｣




貴｢ぇ、｣







さーっと、夕方の涼しくなった風が



二人の間を吹き抜ける







桐｢Aは、俺のことそんなふうに

見てなかったやろ？｣





桐｢やから、見てほしいねん、男として。｣






桐｢もう、今まで通りのままじゃ、

我慢してAを見てるままじゃ、アカンねん。｣




貴｢っ、｣




桐｢困らせたくはなかってんけど…ごめんなぁ？｣




貴 ｢…ううん、｣




桐｢まだ、夏は終わらないからな、

Aも…これからやで。｣




貴｢ん？｣




桐｢いーや、こっちの話｣




桐｢あ、返事はまだええよ

ゆーっくり、考えて。｣




貴｢ありがとう、あっくん｣





.

手を繋いで→←舌

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す