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伊野尾side




とにかくタクシーを拾ってすぐ帰ると



家はシーンとしていて
もしかしてもう寝ちゃったのかな...




そう思って寝室を覗いてみるけど

大ちゃんがいる様子はなくて




あれ?と思ってリビングに行くと
ソファでクッションを抱きしめながら君は寝ていた




伊『もぅ...これじゃあ風邪引いちゃうよ?』



そう思い毛布をかけてあげると


有『ふぁ...伊野ちゃん?』



伊『あっ起こしちゃった?ごめん!』


有『伊野ちゃんだぁー!!!』




そう大声で言いながら
勢いよく抱きついてくる大ちゃん


普段ではあまりない行動に驚く俺

伊『え?!どうしたの?!』


そう言うと何かに気づいた君は

急に俺から離れて


何かを探しているようだった



伊『何探してるの?』

有『あぁ...スマホどこに置いたっけ』

あれないなーっと言っていて
諦めたのか

有『伊野ちゃん今何時?』



ほぼ開いていない目を頑張って開いて
俺に聞いてくる



伊『今ね11時55分だよ』




有『あぁー!良かった!!』




急に大声でそういうのでびっくりしてると



有『20代の伊野ちゃんいままでありがとう』


有『同い年期間もあと少しで終わりだね』


そう言われてしまった明日が誕生日なのを思い出した




伊『そっか俺明日誕生日!』


有『えっ今まで忘れてたの?!』


伊『実は...』



有『僕はずっといのちゃんに一番最初におめでとう言えないかもって心配してたのに』


大ちゃんがたまに出る可愛い癖だ


大ちゃんは寂しくなった時に
一人称が僕になる時がある


僕って言った時の大ちゃんは本当に可愛くて可愛すぎるのだ



そんなことを思っていると...


有『伊野ちゃん!お誕生日おめでとう!』


いつの間にかスマホをみつけ時間を確認していた大ちゃんが


日付が変わった瞬間に
お祝いの言葉を言ってくれた


伊『ありがとう!』




有『あ!ちょっとまってて!』



なんで急に言ってリビングを出ていった大ちゃん



有『はい!プレゼント!』


伊『え?!プレゼント用意してくれたの?!ありがとう!』



有『いえいえ!開けてみて!』



開けてみると



伊『なにこれ?!めっちゃかっこい!!』

そこに入っていたのは腕時計だった


有『気に入ってくれてよかった!!』


有『実はメッセージ入りだったりして』


伊『え?!』


探してみると内側に
Together Foreverの文字が



本当に大ちゃんらしいプレゼントだと思った

.→←むにに!



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作者名:ゆっこ | 作成日時:2019年6月13日 17時

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