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君の笑った顔 ページ40

伊野尾side


 


今日は2人でずっと連載を持たせてもらってる雑誌の

表紙撮影だ





最初は裏表紙出来たら嬉しいねぐらいにしか
思っていなかったのに



まさか表紙をさせてもらえるなんて本当に嬉しすぎる







とも思っていたら

まさかのコロナで

ソーシャルディスタンスをとって撮影になってしまって




いつもの俺たちの距離の何倍もの距離で
撮影をすることになってしまった



俺も大ちゃんもそうすると聞いた時は本当に悲しかったし


最初はぶつけようのない怒りに戸惑った





それは大ちゃんも同じだったみたいで


悲しそうな目でおれを見てきた




伊『大ちゃん.....』


有『しょうがないよね.....』




と言いつつも




撮影では浮かない顔をしていた君に


俺はなにかすることは出来ないのかとずっと思っていた






伊『大ちゃんあのさ』




撮影で距離が離れてるのにも関わらず

いつも通りの声量で話す俺に

大ちゃんは聞き返してきた



有『んー?』



伊『あのさー!』


有『なにー?』


伊『さっきから豚みたいな顔してるけどさー!』




有『は?!』



びっくりしたような怒ったような顔で
こっちを向いてきた君



それと同時に撮影現場に巻き起こるスタッフの笑い声



伊『ほら!カメラの方向かなきゃいけないでしょ!』



有『いや!今伊野ちゃんが豚って言ったから!』



伊『だって豚にそっくりだったんだもん!』




有『いや!俺は豚じゃねーから!』



伊『じゃあ.....ハムスター?』




有『急に可愛くなったなってかちっちゃくなったな』




伊『大ちゃんが小さいのは元からでしょ?』



有『そうなんだけどーっておい!w』



伊『撮影しながらも漫才をする俺たちにスタッフさんの笑い声は止まらなかった』

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作者名:ゆっこ | 作成日時:2019年6月13日 17時

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