君との時間(inar)短編集

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有岡side







買って1週間くらいは


俺だって触ってたり抱っこしたりで




楽しかったんだ





でも




伊野ちゃんはあのぬいぐるみが家に来てから



俺に抱きつかなくなった




寝る時はいつも通り抱きついてくるけど




リビングにいる時に



俺に抱きついてきたり

伊野ちゃんの膝に座ってテレビを見たりすることが
極端に減ってしまったんだ






有『なんだお前俺の場所取りやがって』




ぬいぐるみをつんつんする



有『．．．．．ずるいぞ』






伊『何がずるいの？』




有『ふぇ？！』




伊『何俺みたいなこと言ってんのw』




有『仕事に行ってたんじゃないの？！』




伊『今帰ってきたんだよ』




伊『で？何がずるいのかな？有岡くん？』




有『え？いやっあの』




伊『そんなに俺に抱っこされるの好きなの？』





有『別に好きなんかじゃないし』




伊『毎回割と抵抗してきてるから嫌なのかと思って』




伊『あの子買ったのに』




有『え？！そうだったの？！』




伊『そーだよ！』



伊『でも大ちゃんは俺に抱かれたくて仕方がないみたいだから』



有『いや！俺そんなこと言ってないから！』



有『うわぁ！！待って！ちょっと！降ろしてよ！』





伊『まぁまぁ暴れないの！』



そう言って俺はお姫様抱っこをされてそのまま．．．



ベッドまで連れてかれた



END

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