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一緒に暮らすということ ページ16

伊野尾side




今日は知念ちゃんと2人で副音声を録音する日



楽屋に行っても知念はおはよ!と言うだけで

ずっとスマホを触っていた








今日の知念はどう考えてもおかしい


いつもと違う





伊『知念?』





知『なに?伊野ちゃん?』



スマホを触っていた知念が顔をあげた瞬間


いつもじゃ考えられないくらい目が真っ赤で腫れていた


伊『なに?じゃなくて!どうしたのその顔!』






伊『今日は音だけだからまだいいけど、泣いたの?』






知『涼介が悪いんだもん』







伊『ちょっとお兄さんに聞かせてご覧なさい!』





知『だって.....』






知念から話を聞くと



最近大ちゃんと山田がよく電話をしてるから

構ってって言ったら喧嘩になっちゃったらしくて


知念ちゃん達も俺たちと同じように2人で暮らしている

伊『そっか』


知『伊野ちゃんは辛くないの?大貴が涼介とばっかり電話して』




伊『うーん。俺の場合は生放送とかドラマの撮影とか』



伊『こんな世の中でもできる仕事が割と多くて』



伊『あんまり大ちゃんが山田と電話してるところ見たことないんだよね』



伊『多分大ちゃん俺に気使って俺の居る時は電話しないようにしてるんだと思う』




知『そっか.....』





知『伊野ちゃんが羨ましいや』




伊『でも大ちゃんは山田みたいに料理できる訳じゃないし』




伊『家事なんてもってのほかだよ?』




知『そんなことどーだっていいの!』




知『僕が隣にいるのに堂々と電話するし、そんなことが連日続いたら僕だって怒りたくなるんだよ!』

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作者名:ゆっこ | 作成日時:2019年6月13日 17時

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