第１０話 ページ10
切「せーんぱいっ！！
勉強教えてください！！！」
昼休み、俺は楽しみでしょうがなくてチャイムがなると同時に走り
ここにいる
「はぁ・・・・切原くん？
女性の部屋に入るときはまずノック。常識よ」
あちゃー・・・。まずった
切「すみません・・・。つい・・・」
そうしょんぼりしてる俺を見て先輩はクスクスと笑う
「いいわよ。次、気をつけてね？
・・・・じゃあ切原くん、まずは数学からやりましょうか」
切「はい！」
先輩の教え方はすごく上手で、
「ここは、Xに2を代入して・・・いや、違うわ
移項して符号をを変えるの。
・・・・あなた６年生のとき、正負の数は勉強した？」
正負の数？
ぷらす、まいなすのことだろ？
よく意味は分からんが。
切「習った記憶はないっすけど・・・
まあ、問題に出てるってことは勉強したんすねー」
ぇへへ、と俺が笑うのに比例して
先輩は大きなため息をつくのだった
「・・・・・切原くん、あなたどうやってこの学校入ったのよ」
切「推薦っす。スポーツ推薦。
やだな先輩、俺が勉強するはずないでしょ」
そうきっぱりと言い放つと先輩は脱力したみたいに笑った
「まさかここまでとはね.....
よし！予定を組み立てなおすわ。切原くん、明日から1年生の時の復習をします」
え、ちょっと待って
俺そんな馬鹿なの？？？？？
確かに1年生の内容なんてまっっったく覚えてないけど・・・・。
だから俺は
切「はい・・・。分かりました」
そう言うしかなかった
「でもこれ。復習用に是非使って？」
そう言って渡してきた一冊のノート
中を見ると、問題のポイント
基礎問題や応用問題、なんと引掛け問題まであった
上の方には解き方のポイントが丁寧に書かれていた
切「先輩・・・、これは？」
「高校入試やテストの過去問題を照らし合わせて作ったノートよ
私が先生なら絶対に出すところをピックアップしてみたの
これをやれば半分ぐらいはとれると思って・・・・もしかして余計なお世話だったかしら」
すごく、嬉しい
その言葉しか出てこなかった
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シャイン(プロフ) - めっちゃおもしろかったです！更新がんばです！ (2015年8月1日 7時) (
レス) id: dd4c2d8548 (このIDを非表示/違反報告)
優和 - おもしろっ！！！更新ガンバですっ (2014年12月8日 15時) (レス) id: fc3cbb95d8 (このIDを非表示/違反報告)
真琴 - ミステリアス美人っちゅーやつかのー面白いぜよ (2014年12月7日 21時) (レス) id: 86ff961fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - わーい！！１００評価目ゲッツゥ！！これからもがんばってください！！ (2014年1月7日 23時) (レス) id: c2f62e6685 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - とっても面白いです＾＾不思議な人だ（笑 (2013年10月18日 21時) (レス) id: 4cc47b0c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ | 作成日時：2013年9月25日 23時
