はち！ ページ10
迷路に入りしばらく経つが、出口のようなものが何一つない。
同じとこをぐるぐると回っているようなそんな錯覚に見舞われる。
『うぅ、お兄ちゃんんん……会いたいよぉ…』
朝にも会ったがそれだけだ。それだけでは私のお兄ちゃん達と会えなかった期間の寂しい気持ちは埋められない。
ほんのしばらく会ってないだけで直ぐに会いたくなる。
そんなことを思いながらしゃがんでいると、上から影がかかる。
？「あれ〜？君どしたの？迷子？」
上からかけられたチャラそうな声に私は驚きぺたりと地面へ座り込む。
？「驚かせちゃった？てか、君こんなとこで何してるの？」
上を見上げればオレンジ色の髪をした人がいて、私はただ口を小魚のようにパクパクしていた。
「さっきからずっと同じとこぐるぐるしてるから気になっちゃってさ！君の名前は？……オレの名前はケイト･ダイヤモンド。けーくんて呼んで！」
言葉を発さない私に呆れたのか自分から名乗るけーくんさん。
名前を名乗ってもらったのだから私も名乗らないと、と思い頑張って声を出す。
『わっ私は！アリアーナ･リーチ……です。』
緊張し、少し声が上ずってしまったがはっきりと名前を言う。
ケ「ふふっ、そんなに緊張しなくていいよ！てか君があのリーチ双子の
弟…………。今考えればスボンスタイルでここは男子校だ。そりゃ弟と思われる…。
……だがこれはいいのでは？妹、女とバレなければお兄ちゃん達に行く迷惑は格段に減る。はず。
『そうです！弟です！！！』
今度ははっきりと大きな声で弟を強調させるように言う。
けーくんさんは少し驚いた顔をしているがこの際そんなことは気にしていられない。
ケ「そーだ弟くんはどうしてここにいるの？」
けーくんさんの質問により私は本題を思い出す。
『学園長に寮長さんにこの資料を届けろと言われまして、迷路に迷ってしまい……迷惑でしょうが連れてって頂けませんか…？』
ケ「りょーかいっ寮まででいい〜？」
けーくんさんはとても優しい笑顔で私の手を取り歩き出した。
少し恥ずかしいが背に腹はかえられないと思いけーくんさんはについて行くことにした。
＿＿＿＿＿＿＿＿
パンツスタイルにしてやりました。作者です。
これでちょっと話進めていきますが
え、スボンスタイル夢主地雷だわ卍とか
弟として生徒に扱われるのやだわ卍
なんて方はブラウザバック推奨します。
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雀さん(プロフ) - 蜜月さん» コメントありがとうございます。こんなに長文を書いて下さり本当にありがとうございます！これからも捏造、妄想が爆発するこの作品を見続けてくださると嬉しいです！笑 (2021年12月22日 23時) (
レス) id: 869786a645 (このIDを非表示/違反報告)
雀さん(プロフ) - 神崎さんです。@低浮上だが評価はするウォーマンさん» コメントありがとうございます。この作品を大好きと言って貰えてとても泣きそうになってしまいました笑長文ありがとうございます！亀更新ですが見続けててくれると嬉しいです。 (2021年12月22日 23時) (レス) id: 869786a645 (このIDを非表示/違反報告)
蜜月(プロフ) - 批判的な意見にも感情的にならず真摯に応えていて作者様に大変好感を持てました！とても面白い作品なのでこれからも執筆活動頑張ってください！陰ながら応援しています。長文、失礼致しました🙇♀️ (2021年12月22日 23時) (レス) id: 20a9fa7637 (このIDを非表示/違反報告)
蜜月(プロフ) - あくまで原作様からキャラを借りて書かせてもらっている立場だということを理解していれば一先ずはそれで良し、でいいと思います。明らかなキャラヘイトとか世界観ぶっ壊れは見ていて気分のいいものではないですし駄目だと思いますが… (2021年12月22日 23時) (レス) id: 20a9fa7637 (このIDを非表示/違反報告)
蜜月(プロフ) - キャラがお兄ちゃんって私得でしかない…好きです！わぁ…辛口コメントの人がいますね。確かに公式を忠実に守るのは大切なことだとは思いますが、捏造ご都合主義ありきの夢小説なんて周りに溢れるほどありますし、一々突っ込んでいてはそれこそキリがないと思います… (2021年12月22日 22時) (レス) id: 20a9fa7637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雀さん | 作成日時：2021年12月16日 0時
