私とお兄ちゃん達【ツイステ】

よん！ ページ5

ｱｽﾞ「……アリアーナ、貴女はなぜここにいるんです？」

アズールお兄ちゃんは、静かな声で私に問いかける。それが怖さを増させている。

『ゔっ、お呼ばれしちゃったからです……。』

ｱｽﾞ「呼ばれたなら何故僕たちに連絡を寄越さなかったんですか？？」

ドがつく程の正論を言われ私は反省する。

ｱｽﾞ「はぁ、そんな顔をしないでください。今日の所はここまでにします。貴女の部屋は個室でいいですね？」

『あっ、あずちゃぁああん！！』

ｱｽﾞ「んなっ！きゅ、急に抱きつかないで下さい！！」

私は喜びのあまり、アズールお兄ちゃんに抱き着く。私のお兄ちゃんはとてつもなく優しい。そしてかっこいい。

そう思いながら抱き着いていると私と何故か顔を赤くしたアズールお兄ちゃんに影がさす。

「あ〜！！アズールだけずりぃ！！」

「ふふっ、アズール僕たちのアリアーナから離れてください。」

緩く元気な声ときっちりとした声この人たちは、

『フロイドお兄ちゃん！ジェイドお兄ちゃん！』

言わずもがな私のお兄ちゃんである。2人は私の本当のお兄ちゃん。双子でとてもそっくりだ。

久しぶりに会えたことに感動しているとフロイドお兄ちゃんがべりっとアズールお兄ちゃんから私を離した。

ﾌﾛ「アリアーナぁ、お兄ちゃん達に言うことあるよねぇ？♡」

ｼﾞｪ「隠し事はなしと約束したはずですよね？」

2人の笑顔はかっこいいがとても怖い。入学することを隠した自分が悪いと分かっていても、後退りをして逃げようとしてしまう。

ｱｽﾞ「2人とも辞めなさい。アリアーナも疲れているようですし、今日はひとまず休ませましょう。」

アズールお兄ちゃんがとても輝いて見えてしまう。まるで後光が差してるように……

ｱｽﾞ「問い詰めるのは明日ということで。」

これ程アズールお兄ちゃんを恨んだことは無い。アズールお兄ちゃんなんて……アズールお兄ちゃんなんて！！大好きだ！！！！


次の日誰かの悲鳴が響いたとか………

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