トートバッグ【A】 ページ8
A side
俺らのオフィシャルグッズでトートバッグが出たらしい。
それを彼女に伝えると
『じゃあ私も1個欲しいな』
大きめのバッグ持ってなかったし。
だけど俺は
a「やめとけ、後で俺が別の買ってきてやるから」
嫉妬なんて醜いばかり。
分かっているのに。
ファンの子達がこいつと同じものを持っている。
そんなやたらと子供じみた嫉妬心と恥ずかしさでどうにかなってしまいそう。
だけど、こいつには
a「…なんだよ」
『ふふ、同じもの、持って欲しくなかったんだねぇ。そんなにファンの子達と一緒が嫌?』
a「…うん」
『そっかぁ、じゃあ、今度一緒に買いに行こっか』
そう言って優しく笑うAは、綿みたいに柔らかくて優しい奴って俺だけが知ってたらいいのに。
ラッキーカラー
あずきいろ
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汀(プロフ) - 翠音さん» コメントありがとうございます!今回は前回までとは一味違ったものになるかと思いますので是非楽しくお読み頂けると幸いです!これからもよろしくお願いします! (2018年12月16日 9時) (レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
翠音(プロフ) - 汀さんのMSSP!!私が汀さんの作品と出会えたきっかけでもある方々…とても嬉しいです!!すでにアップされているものも読ませていただきました!とても好きです…。今回も愛読させていただきます!! (2018年12月16日 7時) (レス) id: fe12b8e0a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汀 | 作成日時:2018年12月11日 0時