アルバ【A】 ページ22
A side
はぅ…
そんな音が隣から聴こえ、はたと意識がのぼる。
今は、
『…ぁ、目、さめた？』
A｢ん…ぅん…｣
『ふふ、さめてないね』
ゆっくりと深呼吸をしたのは幼馴染。
そうだ、ここは
A｢空…見てたのか？｣
『うん、なかなかに綺麗だったよ』
A｢そうか…｣
テントの中
幼馴染であるAと星を見るため、旨い飯を食うためにわざわざアイツじゃなく、車を使ってやってきたのだ。
がさりとプラスチック製の布が擦れる音。
俺の耳にはあまり馴染まないそれも、こいつにとっては聞き慣れたものなんだろうか。
『…寝てても、いいよ』
もうすぐ、朝にもなるからさ
テントの入口を少し擡げると見えたのは薄明るい、だけどまだ黒い空。
A｢…じゃぁ、お言葉に甘えて｣
『ふふ、どーぞどーぞ』
背中合わせで寝転がるテント内。
もぞ、と動き仰向けになるとAも仰向けになった。
上にはカーキ色の鋭角。
それが微睡む視界に広がる。
『…また、来ような』
A｢…お互い予定があえば、な｣
『じゃあ、合わせるよ』
また沈む意識
外は日が昇る
ラッキーカラー
あずきいろ
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汀(プロフ) - 翠音さん» コメントありがとうございます！今回は前回までとは一味違ったものになるかと思いますので是非楽しくお読み頂けると幸いです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月16日 9時) (
レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
翠音(プロフ) - 汀さんのMSSP！！私が汀さんの作品と出会えたきっかけでもある方々…とても嬉しいです！！すでにアップされているものも読ませていただきました！とても好きです…。今回も愛読させていただきます！！ (2018年12月16日 7時) (レス) id: fe12b8e0a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汀 | 作成日時：2018年12月11日 0時
