アトモスフェア【F】 ページ2
F side
ほぅ
と、息を吐き出すと白が現れる。
それが俺から出るかはたまた隣にいる彼女、Aちゃんから出されるかでこの世にもたらされる何かが変わることは
決して無い。
『…どうしたの、溜息なんかついて』
俺のこのコウイを彼女はいつも溜息と呼ぶ。
F｢…別になんにもないよ｣
『そう』
何故、彼女が溜息とこれを呼ぶのか。
俺は、その答えを知っている。
俺はこの大気に、空気に
行為によって生成された白を吐き出すばかりで
好意によって生成された言を吐き出せないからだ
『ねぇ、えふび』
F｢なぁに、Aちゃん｣
俺の彼女への想いはとうに伝わっている。
だけど、俺からのあと一歩が踏み出せないから
『また、白ばっかり』
F｢…ごめんね｣
今日も俺は大気の青を白にするだけ
ラッキーカラー
あずきいろ
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汀(プロフ) - 翠音さん» コメントありがとうございます！今回は前回までとは一味違ったものになるかと思いますので是非楽しくお読み頂けると幸いです！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月16日 9時) (
レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
翠音(プロフ) - 汀さんのMSSP！！私が汀さんの作品と出会えたきっかけでもある方々…とても嬉しいです！！すでにアップされているものも読ませていただきました！とても好きです…。今回も愛読させていただきます！！ (2018年12月16日 7時) (レス) id: fe12b8e0a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汀 | 作成日時：2018年12月11日 0時
