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ごにんめ【5-1】 ページ15

ごにんめはごさいの女の子

you side

『って感じで、めちゃくちゃとりに懐かれてます』
4「えへへ、Aちゃん、優しいんだもん」
『とりにだけ優しいわけじゃないけどね』
4「えぇ〜!そうなの?!」
3「Aちゃん!これ!めっちゃうめぇ!」
『ズズ、それは店長にお礼言って』
3「店長ありがとう!」
「ふふ、いえ、どういたしまして。…もうすっかりお母さんみたいですね、Aさん」
『あぁ…はは』


賑やかだなぁ、と、心のなかで思いながら店長を見ると相変わらずペストマスクの奥からじっと見透かされるような。そんな視線。




「そうだ、Aさん」


そう言って店長は席を立ち、ひとつの瓶を手に戻ってきた。



何やら、色とりどりな飴が入っているようだった。



「これがこいろ(5)の瓶詰めです。昨日詰めたばかりで、新鮮なんです。一緒に飴玉が入っていて、カラフルで可愛いんです。はい、どうぞAさん」



私がその変わった形の瓶を手に取ると、中のこいろ…ちゃん?は助けを求めるように瓶の壁を叩いていた。



『えっと…5歳、なの?』
「ええ、5歳の女の子です」
4「あ、こいろちゃん!」
3「げっ…クソガキ…」



やはり、以前同様、彼らとこの子は知り合いらしい。



『こいろちゃん…?は、どんな子なの?』
そう聞くと


3「やかましいクソガキ」
ムスッとしながら答えるズズ

4「うるさいけど、元気で明るい子だよ」
ちょっと困った顔をしながら答えたとり



…これは、さらに賑やかになりそうな予感がする




『あの、店長』

「はい」

『この子、頂きます』

「分かりました、では、いつもの紙にサインを」




既に持ちなれたペンで見慣れた紙にサインをしていく。




そして、書き終わった頃には店長が綺麗に包装してくれた瓶があった。





『…ありがとう、ございます、店長』

「いえ、また、賑やかになりますね」

『そう、ですね』



「でも、楽しいでしょう?」






少し、違和感があったがそれがわかる訳もなく。






『まぁ、そうですね』







そう微笑んで、二人と店を後にしたのだった。









これが、いろちゃんと私の出会い。

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ラッキーカラー

あずきいろ


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(プロフ) - すぷらさん» こちらも沢山勉強させて頂きました…!!これからも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2018年9月26日 22時) (レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - !!見られていたなんて恥ずかしいです!!汀さんの文から勉強してもっと精進させていただきます!! (2018年9月26日 22時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すぷらさん» 返信が遅くなってしまいすみません!とても嬉しいお言葉をありがとうございます!実は私もこっそりすぷらさんの作品を拝見しており、モチベーションを保つひとつになっていました。本当にありがとうございました!!ぜひ次作もよろしくお願い致します!! (2018年9月26日 1時) (レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 【追記】 汀さんの作品の更新はもはや私の作品の更新のモチベーションになっていて違う方向でもとても力を貸していただきました(笑)ありがとうございます! (2018年9月24日 20時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 完結、そして内定おめでとうこざいます。汀さんの作品はとっても素敵で大好きです。これからも汀さんの作品を読ませていただきます。お疲れ様でした。 (2018年9月24日 20時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月16日 20時

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