瞳にうつらない【fj】1 ページ5
ちょっと、行ったりきたりしないでよ。
「心変わりしたんだ」とか言っちゃって。
もう、私は貴方の目の前に出られないからって。私のせいにしないでよ。ねえ。
夢主side
------------------------------
最俺4人である居酒屋で。
4人と仲のいい私はフジの隣に座っていた。
だけど私の前にあるのは最初に頼んだ水の入ったグラスだけ。
お腹空かないのかって？うん。大丈夫。
大好きなフジの隣にいるだけでお腹はいっぱいになるから。とか言ってみた。
それでも私は食事に手をつけず、4人が楽しそうに話しているのを見ていた。
私の隣の席はこーすけ。また沢山飲んじゃって。帰れなくても知らないからね。
フジの前はヒラ。こちらも沢山飲んで出来上がってるご様子。フジは大変だろうなぁ。
そしてここについてから1杯もお酒を飲んでいないキヨ。
が、何故か私を凝視している。あの、キヨさん…？
ずっと見られてそろそろ我慢がならなくなった私は聞いた。
『どうかしたの、キヨ？』
「いや、なんでもねぇよ…」なんて顔を背けるもんだから不思議。
「なあ、フジー」ヒラが声をあげる。
「どした？」なんてさっきまで高い声で笑っていたフジが聞き返す。
「彼女、どうしたの？呼ばなかったんだ。」
「うん、呼ばなかったよ。まだヒラたちのこと知らないみたいだし」
「そっかぁ、かわいい？」
「あぁ、そりゃあもうかわいいよ」
随分と彼女にお熱だこと。もう別にいいけど。
居心地が悪くなって帰る支度をする。みんな気づかない。そりゃそうか。
するとキヨも腰を上げる。
「…もう帰るわ。ここにいたら飲んじまいそうだしな！！！」
3人が「そっかぁ、じゃあまたなー」とか「気をつけて帰れよ」なんて。愛されてますね、キヨさん。
キヨがテーブルに自分の分の飲み物代を置いて会計を通り過ぎドアをくぐった。
一緒に外に出た私はキヨに聞いた。
『なんで残らなかったの？』
瞳にうつらない【fj】2→←一生分のラブレターを【KIKKUN-MK-�供�
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜薙 | 作成日時：2016年7月30日 20時
