【実況者】彼と邦ロックを奏でたら【短編集】 (ページ31)

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甘いお菓子と抱擁を【gr】ページ31

曲関係ないです、すいません。

you side
ふと

目が覚めた。

外は明るくなく、まだ真っ暗。
側に置いてあったスマホで時間を確認するとまだ12時を過ぎたばかり。

水でも飲もうとキッチンと繋がったリビングへ。

すると電気がついていた。
中を覗くと綺麗な金髪が見える。

この春に同棲し始めた彼氏、グルッペンだ。

こんな時間になにを…と思い私は彼に話しかけた。

『グルさん。何してるの？』
彼はびっくりした様子でこちらを見る。
レアである

…とかは置いておいて。

彼はいつも通りココアを飲んでいた。
寝る前にいつも飲んでいるココア。
甘党の彼はそのココアにいつも砂糖を大量に入れる。

『今日、何の日か覚えてる？』
グルさんは首を傾げる、分からないのか。仕方ない、この人はそういう行事に疎い。多分だけど。

ハッと何かに気付いた様子の彼。
「…まさか、Aと付き合って何年目とかそれか。
…すまん、覚えとらんかった…」

違うし。
まあ、そろそろ答えを。

私は冷蔵庫に向かい、昨日作って置いたピンク色のリボンが飾られている箱をグルさんの目の前に差し出す。

『ハッピーバレンタイン、グルさん』

彼は驚いている様子。これもレアだなぁとか思っていたら急に目の前が真っ暗になった。

と同時に私の大好きな彼の匂いに包まれた。

抱きしめられている。そうわかった途端、私の心の中は箱の中のチョコよりも甘い気持ちに包まれた。

(彼も同じくチョコよりも甘い気持ちでいっぱいだったことを彼女はまだ知らない)

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皆さん、チョコは作りましたか？
私は色々と忙しかったので作ってません。残念。しかし、友達にチョコを幾つか頂いたので後でお菓子でも買って返したいと思ってます。

どうでもいいことですが、私は大の甘党です。その為ビターチョコレートが食べられません。

チョコは(基本)甘い物なのでもし書くならグルさんだなぁと。
13日になって寝る前に布団の中で思いつきました。

良いバレンタインは過ごせましたか？

遅くなりましたがハッピーバレンタイン。
ということで、夜薙でした。

PS,本日(2月17日に最後のお話を更新します。最後までよろしくお願いします。)