【実況者】彼と邦ロックを奏でたら【短編集】 (ページ18)

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ぼくのものに【syao】いちページ18

君からみたら僕は友達の友達。

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シャオロンside
グルッペンが友達を連れてきた。しかも女子。可愛い子だった。

どういう子なのか。紹介しようと思う。
まあ、まずグルッペンと同じ高校からの友達でトントンとかも会った事があるとか。

頭が良く、Hoiが強いらしい。そりゃ、周りにHoi大好きな友達がいればそうなるよな。

今どき珍しい綺麗な黒髪のボブ。天使の輪が出来てる。サラッサラなんやなぁ。
さくらんぼみたいな唇がゆっくりと弧を描く。綺麗。
そうや、名前を言わんとなぁ。名前はAちゃんって言うらしい。ええ名前やん。

ここまで語ると勘のいいやつは気付くだろう。俺、シャオロンは。

グルッペンの友達に一目惚れしました。

(ただし、俺の立ち位置は友達の友達。この攻略は難しいなぁ…。)

溜息が出る。ぎすめもで女の子の攻略なんて慣れてるはずなのに。すると

『どうかしたんですか、シャオロンさん。』？！！
｢Aちゃん？？！ど、ど、どうかしたん…？｣びっくりした。いきなり話かけられるしその相手が気になる子なんて。

『溜息なんて、どうしたんです？あ、もしかしてお疲れですか？』
｢いやぁ、違うんよ。ちょっと考え事しとったん。｣

咄嗟に嘘をつく。ごめん。と心の中で。

夜も更け、明日も仕事のある人がいるので解散となった。

俺は久々の休み。家に着くと同時にベッドに倒れ込みそのまま意識を失ったのを知ったのは次の日の朝のことだった。