【実況者】彼と邦ロックを奏でたら【短編集】 (ページ11)

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青春のすべて【ky】ページ11

学パロ注意
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溶けていく青いアイスキャンデーが

短い夏の終わりを告げた。
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キヨside
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部活がある俺を教室で待つ彼女はA。

俺にはもったいない黒髪メガネの清楚な子。その子を迎えに行き自分の自転車の後ろに乗せる。

彼女の細い白い腕が俺の腰にまわる。ドキッとしたのは秘密。

いつもの帰り道が通り過ぎていく。

いつの間にか彼女の家の前。

不意にAが呟く。『行かないで』

｢え、｣『…なんでもないよ、じゃあまた明日ね。』

彼女が微笑む。悲しい顔で。

俺は思わずAを後ろから抱きしめる、驚いているのか彼女は動かない。

『私ね、外国行くの。』
｢いつ。｣

『明日』

｢なんで言わなかったんだよ。｣『ごめん。』

言ってくれればよかったのに。
アイスなんて食べてる場合じゃなかった。
部活なんてしてる場合じゃなかった。

渡したい手紙は夜中のテンションで書いた恥ずかしいやつ。それは未来を見つめるAには渡せるはずなかった。

『大丈夫、また帰ってくるよ。』

そういった彼女は俺とは別々の道を歩む。

(『じゃあ、行ってくるね。』
｢おう、元気でな。向こうで浮気なんかすんなよ。｣
『？何言ってるの、私、1週間後には帰ってくるよ。』
｢はっ？！！！…そういうことは先に言えよ！！｣
『ごめんごめん！…じゃあ行ってきます』
｢おう、行ってこい、ここで待ってる。｣)

shout it out ｢青春のすべて｣より
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遅くなってすみません！！！最俺の4人はこれでおわりかな…？

似合いそうな曲を見つけたら書こうと思います。