３３２ ページ20
〜Aside〜
「じゃあ、洗濯と食事付きでウチに泊まりますか?」
師匠のワガママに付き合いきれず、私が思う一番の解決法を彼に言った
この町民体育館からウチは近いし、服は兄ちゃんのを借りれば良いし、食事は一人分追加なら大丈夫だし、布団はあるし………。
まぁ、師匠の返事次第だケド解決法としては特に問題は───。
五色「そんなのダメですよ！！
ちょっと考えればわかるでしょ！？正気ですかAさん！！？」
A「へ？」
師匠･京谷さん･私の3人で会話をしてたハズなのに急に工君が会話に突っ込んで来た
よくわからず間抜けた声が出たと同時に彼に両肩を掴まれ上体をグワングワンと前後に揺らされる
ちょっと考えた結果が泊まるコトなのに、なんで工君はガチで焦ってるんだろう
…あっ、もしかして───。
A「大丈夫だよ工君
前にも師匠はウチに泊まったコトあるからお互い慣れてるよ」
五色「余計ダメですよ！！！バカですか！？！！？」
えっ？私、工君よりアタマ良いよね？？
あと、何故ブチギレてるの？？？
工君の意図が謎すぎて対応がメンドくさくなり、私は自分でもわかるくらい静かにイライラし始めていた
いきなり会話に割って入るのは百歩譲っても「ダメ」とか「バカ」とか言われて喜ぶタイプの人間じゃないんですケド
どうして彼がそんなコトを言うのか聞くべきだが、体育館の使用時間が迫る中で今スグの確認は難しいかもしれない
こうなったら───。
A「工君もウチに泊まろっか
詳細はまたあとでね」
私はそう言いながら帰り支度をする為に一旦その場から離れた
A(さて、急いで荷物をまとめないと………ん？)
離れた後とはいえ、工君はその場でほぼ動かず固まっていた
ピクリとも動かない彼に声をかけたが、返事はない
息、してる。目、開いてる。前髪、いつも通りキレッキレッ………なるほど謎は解けた
A(工君な目を開けたまま寝てしまうぐらい疲れていたのか
それなら言動がおかしいコトにも辻褄が合うね)
※たぶん違います※
＊次回更新7日＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ - とってもとても面白い作品をありがとうございました！！！ (2023年3月4日 17時) (
レス) id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 読み終わって、ずいぶん時間空きましたが忘れていたわけではありません。こまさんは駄作者でもなく凡作者でもなく神作者です！大人になったらのところも見たいとは思いますが、この状況でいるのはこれはこれで面白いですね。文字数足りないので次行きます (2023年3月4日 17時) (レス) @page50 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - ほんとに面白かったです (2022年5月12日 1時) (レス) @page50 id: 29163c0504 (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - マイナー好きのマカロンさん» マカロンさぁぁあああん！！ついに私の夢小説(？)終わったよ……読み返すと色々書き忘れてたエピソードあるけど(笑)こんな作品を読んでくれて本当にありがとうございました(´ﾉω；`) (2022年1月14日 10時) (レス) id: 55ef3dfc1b (このIDを非表示/違反報告)
マイナー好きのマカロン(プロフ) - お久しぶり、こまちゃーん！！！久しぶりに覗きにきたら、作品終わってた…。悲しいけれど、最後の夢主ちゃんと五色君に心を打たれたよー！！素敵な夢小説をありがとうね！！！ (2022年1月13日 21時) (レス) id: 1de3561268 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こま | 作成日時：2021年1月6日 13時
