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◆
(“シエル”って言ったよな……？シエル･ノクターンか)
ツートンカラーの少年、シエルは淡々とノアの相手をしている。
成績三位の他寮生とも関わりがあるとは……ノアの交友関係の広さを思い知らされた。
(しかも……浅くないんだろうな)
ノアを抱き止めた時、一瞬だけシエルがこちらに視線を向けたのだ。
様々な色が混ざり合った特徴的な瞳は、明らかにシュンを警戒しているように見えた。
(……まぁ、友達に変な虫がつきそうになったら、普通は警戒するもんなのかもな)
そう納得して、シュンはノアが帰ってくるまで待つ事にした。
「ねぇねぇ、シュンゆん今ひとりぃ？」
“シュンゆん”という呼び名と周りの喧騒のせいで、声をかけられているのが自分だとは、すぐには気づけなかった。
「シュンゆんってば〜」
「……へ？」
「わ、初めて会ったみたいな反応するねぇ。もしかして僕、忘れ去られてる？ちょっとショック〜」
黒髪。閉じられた弓なりの目。一見どこの寮服か分からない黒シャツ姿。外見だけなら初対面に思えるが……その特徴的な喋り方には、かろうじてデジャヴを感じた。
「……図書室で会った奴に、口調が似てるな」
眠りネズミ事件の調査中、図書室で話を聞いた、サバゲー愛好会の一年生に似ているのだ。
だが、彼の寮はライアーグラッドだったはず。うちの寮は白シャツが原則だから、黒シャツなんて着ていたら相当目立つだろう。
となると、エイムダイス寮あたりの、顔は全く似ていない兄弟とか……？
「ざぁんねぇん。ハズレ」
シュンの思考を読んだかのように青年は笑い、腰に巻いていた布を解いてシュンに見せた。
彼がズボンの上から巻きつけていたのは、どうやら本来の制服――チャイナロンプ寮の上着らしかった。
「正解を言うね？キミが図書室で話したのが正真正銘、僕でしたー！あれはキミたちの探してた人に変装した僕で、本物は別にいたんだよねぇ」
「変装……！？」
「そーだよ。入れ替わってたコとは同級生だし、サバゲー部でも一緒だしさぁ。ちょ〜っと退屈だったから、自習の時間、代わってもらったんだよねぇ。可哀想に」
ニコニコと笑いながら、青年は一方的にシュンの手を掴み、握手をしてきた。
「僕は、チャイナロンプ寮の一年生。またの名をアムール･グラスハーツ！キミに聞いてほしい事があるんだけどぉ……」
手を離し、シュンに顔を近づけて、アムールは言った。
「依頼していいよねぇ？」
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リリコス(プロフ) - おぉ!! (2020年8月10日 23時) (
レス) id: d250400d1f (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - リリコスさん» はい！ケレイブさんを筆頭に、ユキさん、ショウさん、スフェノスさん、ジエルさんから成る喧嘩グループが存在する、という事になりますね！ (2020年8月10日 23時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
リリコス(プロフ) - 割り込み失礼するですが、ということは喧嘩グループの存在が実在になると言うことでしょうか！ (2020年8月10日 23時) (レス) id: d250400d1f (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - アイコンさん» 了解しました！素敵なグループ名をありがとうございます(*´ `) (2020年8月10日 23時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
アイコン(プロフ) - Violent sinners バイアラント･シナーズ 暴力の罪人達 です！ (2020年8月10日 23時) (レス) id: 215c5317bc (このIDを非表示/違反報告)
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