【ツイステ】(本当は)好きです、ジェイド先輩。 (ページ17)

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色んなことでしばらく時間を潰した後、出る時間になる。

いけませんね...何度も話しているのにこの時となると、気持ちを抑えられなくなる。

ジェイド「ほらほら、早く行きましょう！」

『待ってくださいよ！修学旅行で初めて都会に来た人じゃないんですから！』

グリム「たとえ方がよく分からねぇ...」

シュウガクリョコウ...？遠足と似たようなものなのでしょうか。

今、僕が握っている彼女の手は小さい。握っていると嬉しい気持ちに包まれます。

...でも何故でしょう。よく分かりませんが、こう、何か良くないことが起こりそうな感じがするんです。

何というか...夢で見たような...いや、考えるのはやめましょう。折角のデート(自称)なんですから楽しまなくては。

Aさんの手を引いて足並みを揃えて、鏡の間へ歩く。

どうやらディア・クロウリー...もとい学園長がいらっしゃるようで。

クロウリー「おやおや、お似合いですねぇ。Aさんとグリム君、ジェイド・リーチ君まで。

素晴らしい！青春ですね！では、私に着いてきてください。案内してあげる私、優しくないですか？」

『はは、優しいですね』

グリム「色々問題を押し付けてくるのは難点だけどな！」

ええ、確かに優しいですね。ここまでの配慮に感謝したいくらいです。

それにしても、人がいない学園ってこんなに雰囲気も違うものなんですね。初めて知りました

グリム君もAさんもそんな感じの感想を零していましたが

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【鏡の間】

クロウリー「さ、着きましたよ。珊瑚の海といえば海底ですよね。貴方はさておき、彼女は水中で呼吸出来ませんよ？」

...おっといけない、忘れてました。

ジェイド「忘れていました...どうぞ、薬です」

薬を手渡し、一気に飲み干す姿を見る。とても苦そうにしてましたが、その後息を苦しそうにしてました。

『...はぁｯ...すみません、苦しいです...』

グリム「オレ様もなんだゾ...」

ジェイド「僕も一応人間の姿ですし...ﾝ゛ｯ、準備は出来ました」

クロウリー「分かりました。では...鏡よ、この者達を珊瑚の海へ！」

鏡に吸い込まれる感覚とともに、学園長の「お気をつけて」という言葉が聞こえた。