【ツイステ】(本当は)好きです、ジェイド先輩。 (ページ14)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:60,094 hit

＊ep.53＊ページ14

【実験室】

クルーウェル「全員、いるな。今日はこのプリントを見ながら薬を作ってもらう。

しっかり手順を踏めば出来る。成功したGood boyには、ご褒美をやろう。

ただし、大爆発でも起こしたBad Boyには...分かるな？」

最後の一言で空気が凍りつきる感じがした。エースとデュースが「ﾋｭｯ」となる。

これは、掃除と居残り補習+反省文コースかなぁ...。

グリム「...ペア、どうする？」

デュースが手を合わせて頭を下げる。

デュース「頼む、僕と組んでくれないか！？」

...上手くサポートできる自信は無いけど、頑張ろうかな

『いいけど、前みたいな大惨事は起こさないでよ？』

エース「Aがいれば大丈夫だって。ただデュースは材料を間違えるとかあるから、気をつけとけよ」

デュース「...うっ。気をつけるよ」

エースは別のクラスメイトとペアを組んだ。...その人も事故起こしかけてた人なんだけど。

何も起きなければいいけど、思いながら大釜に近づく。

さて、材料を取ってから取りかかろっか
ーーーー

グリム「おい、ソレは違うモン！」

デュース「何っ...確かにこれは違うな。じゃあこれか」

『うん、それは少量』

デュース「少量ってどれくらいだ？」

『大体は指三本でつまんだ量だよ。定義ははっきりしてないらしい、けどね』

デュース「なるほどな！」

前、料理の本を読んでいて調べた事がある。

グリム「へぇ、初めて知ったゾ」

クルーウェル「やるじゃないか。確かに明確な定義は無いが、その量だとされている」

「『うわっ！！？』」

クルーウェル「今回は大丈夫そうだな。期待しているぞ」

材料を確認しながら入れる。

あとは焦げないようにかき混ぜて...出来た。

デュース「今度は爆発しなかったぞ！」

『やったね！』

グリム「イェーイ、なんだゾ！」

クルーウェル「Good！やるじゃないか。ご褒美の新しいレシピだ」

「「『え゛』」」

ポン、とプリントを手渡される。マジか...これは少し難しいなぁ

クルーウェル「予習にはいいだろう。難しいなら先輩や俺に聞いても構わないぞ？」

『...ぜ、善処シマス...』

ただ苦笑いを零すしか無かった。他の人も、自分達と同じ物を配られていた。

しばらくして授業は終わったが、大惨事は無かったので良しとしよう。